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騒動で凍結された「おぶせくりちゃん」のツイッター画面。町の公式キャラの位置付けは変わらないが、今も全ての活動を停止している状態という
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騒動で凍結された「おぶせくりちゃん」のツイッター画面。町の公式キャラの位置付けは変わらないが、今も全ての活動を停止している状態という

 西村康稔経済産業相(衆院兵庫9区)の事務所に新型コロナウイルスワクチンを批判する文書とカッターナイフの刃を送りつけたとして、兵庫県警に逮捕された長野県小布施町の無職の男(51)が、かつて同町職員を務め、町公式マスコットのツイッターの運用者として感染対策に否定的な投稿を繰り返していたことが分かった。

 兵庫県警は、男が国や自治体のコロナ対応に不満を募らせていた可能性があるとみて7日、西村氏に対する脅迫の疑いで送検した。

 小布施町によると、男は2020年12月、教育委員会職員として町公式マスコット「おぶせくりちゃん」のツイッターの運用を担当していた。

 当時、町は感染対策の徹底を呼びかけていたが、このアカウントで「ただの風邪らしいクリ~」「人間は不要不急でできてるクリ~」などの投稿が相次ぎ、ネット上で物議を醸した。

 町は「公式見解とは異なる」「監督不行き届きであった」などと謝罪し、アカウントを凍結。神戸新聞の取材に対し、町の担当者はこれらの投稿に男が関与していたと認めた。男は23年1月、依願退職したという。

 男は、ワクチンの施策を巡って山梨県知事らを脅迫した疑いでも逮捕されている。西村氏への脅迫容疑について、兵庫県警の調べに「私がやったことだと思います」と話しているという。

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