改正道交法の施行に伴い、4月からすべての世代で、自転車乗車時のヘルメット着用が努力義務となった。今、人気を集めているのが、大阪府東大阪市のメーカー「オージーケーカブト」などが売り出している帽子タイプのヘルメットだ。ママチャリにも合うデザインで、一見するとヘルメットには見えない? 命を守ることに加え、「ファッションの一部にぜひ」と担当者は呼びかけている。(中島摩子、井上太郎)
オージーケーカブトが販売している大人用の帽子タイプのヘルメットは3種類。いずれもヘルメットの上に、帽子のカバーを取り付ける仕様だ。
一つ目は、2019年から販売している商品「シクレ」(9240円)。「普段着に合わせやすいヘルメットを」という消費者の声を受け、約3年かけて商品化したという。
表面は布製で、後部にリボン、全体につばが付いている。ベージュのほか、ブラウンとチャコールの3色展開だが、当初の売り上げは芳しくなかったという。
これまでの道交法は、13歳未満の子どもが自転車に乗る際にヘルメットを着用する努力義務があると規定していたが、大人には及ばなかった。そのため「大人がヘルメットをかぶる文化がなく、商品の認知が進まなかった」と担当者。そこで、「敬老の日」のプレゼントとして提案するなど、地道なPRに努めてきたという。
その後、新型コロナウイルス禍のアウトドアブームを意識した商品やキャップタイプのヘルメットを販売。いずれも思うようには売れなかったが、昨年12月20日、突如として風向きが変わった。
政府が、全年齢で努力義務となる改正道交法の施行日を定めた政令を閣議決定。一気に在庫がなくなり、それ以来、追加生産に追われているという。
同社企画・広報課の小川裕輔さん(26)は反響に驚きつつ「これまでは『かぶるヘルメット』だったが、これからは『着るヘルメット』。おしゃれにかっこよく、命を守ってほしい」とPR。「これまでかぶることに抵抗があった人にとっても、入り口のヘルメットになれば」と話す。
また、パレード用品を扱う会社「日本パレード」(東京都)も、帽子タイプのヘルメットを10年ほど前から販売しているが、今年に入って注文が殺到。一番人気は、茶色のチェック柄にコサージュがついたデザインで、夏用の麦わら帽子風の商品やニット帽タイプのものもあるという。担当者によると「お届けまで数カ月待ちの商品もある」という。
そもそも努力義務化の理由は、頭部の保護が生死に大きく影響するからだ。2022年の自転車乗車中の交通事故による死傷者は全国で計6万8140人。ヘルメットを着用していたのは6717人で、着用率は9・9%にとどまっていたという。
死傷者の着用率を年代別に見ると、小学生が25%、中学生が39・1%で、高校生になると7・5%に下がり、65歳以上の高齢者はわずかに3・6%。死者の約6割が頭部に致命傷を負っていたというデータもあり、着用の重要性を示している。
ちなみに、兵庫県では22年、自転車乗車中に22人が亡くなり、ヘルメットを着用していたのは1人だけ。死亡した22人のうち、約7割が高齢者だった。
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