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 政党対決の様相が強い国政選挙とは違って、地方議会の選挙は「無所属」で立候補する人が多い特徴があります。特に首長選はそのほとんどが無所属ばかりです。なぜでしょうか。

 地方議員は各政党にとって足腰とも言える存在です。地域のニーズをくみ取って国に声を届け、国政選挙の際には重要な戦力にもなります。

 このため、地方選でも各党派がしのぎを削り、党派を明確にする候補者がいます。一方で、都道府県議選や政令市議選などでは、無所属としつつ、政党から「推薦」を受ける候補者が目立つのも事実です。

 無所属での立候補は、特定の政党色がつかず、幅広く支持を得やすい側面があります。ただ、政策や理念の違いを隠すために、あえて政党名を掲げないケースでは「政党隠し」との批判もあります。

 国政で対立している与野党が、候補者を相乗りで推薦する首長選も珍しくありません。地域の課題解決には、国政ほど政党の違いが表れないためですが、地方政治に党派性はそぐわない、という意見も聞こえてきます。

 とはいえ、兵庫県議会や神戸市議会には政党を基盤にした会派が機能しています。県議会では選挙後、無所属当選者を会派に勧誘する恒例の多数派工作も本格化します。

 1票を投じる際には、候補者の属性を見ることも、大切なポイントになると思います。(選挙担当デスク・井関 徹)

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