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支援者に感謝とおわびを述べ、頭を下げる藤原昭一氏=小野市上本町(撮影・伊田雄馬)
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支援者に感謝とおわびを述べ、頭を下げる藤原昭一氏=小野市上本町(撮影・伊田雄馬)
初当選を決め、笑顔を見せる大上和則氏=丹波篠山市二階町(撮影・秋山亮太)
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初当選を決め、笑顔を見せる大上和則氏=丹波篠山市二階町(撮影・秋山亮太)
支援者たちから祝福を受けてガッツポーズで喜ぶ伊藤栄介氏=神戸市中央区布引町3(撮影・中西大二)
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支援者たちから祝福を受けてガッツポーズで喜ぶ伊藤栄介氏=神戸市中央区布引町3(撮影・中西大二)
支援者たちから祝福を受けてガッツポーズで喜ぶ伊藤栄介氏=神戸市中央区布引町3(撮影・中西大二)
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支援者たちから祝福を受けてガッツポーズで喜ぶ伊藤栄介氏=神戸市中央区布引町3(撮影・中西大二)

 攻める維新に対し、防戦を強いられた自民。維新と一騎打ちの選挙区では踏ん張りを見せ、最大勢力を維持したものの、過半数には遠く及ばなかった。苦境を象徴するように、県会議長経験者2人を含む中堅・ベテランの落選も相次いだ。

 「すまない。一人一人に土下座し、謝りたい」。小野市選挙区では、県連幹事長や県会議長を歴任した自民の重鎮、藤原昭一氏(77)が8選を果たせず、うなだれた。

 2回連続で無投票だったが、今回は様相が一変。4人が1議席を争う激戦に。藤原氏は「8期目を集大成としたい」と実績を強調したものの、多選・高齢を批判する他候補をかわしきれなかった。

 尼崎市選挙区では、5期目に挑んだ自民現職の大谷勘介氏(44)が当選に届かず、「普段の活動が至らなかった」と肩を落とした。維新の攻勢に危機感を募らせ、大阪・関西万博を見据えた臨海部活性化などを訴えたが、自民が長年守ってきた2議席のうちの1議席を失った。

 川西市・川辺郡選挙区でも、8年ぶりの自民議席を目指した新人磯部裕子氏(58)が落選。子育て支援の充実などを訴えたが及ばず、「議席を復活させようと力の限り戦ったが、残念」と頭を下げた。

 一方、地力をみせた選挙区も。「もっと競るのではと不安もあった。選挙を通じて成長できた」。定数1の丹波篠山市選挙区。自民推薦の無所属新人、大上和則氏(56)が維新新人を上回り、初当選を決めると、ほっとした表情で話した。

 地盤のない維新候補に対し、「オール丹波篠山」を掲げ、地元団体や市議らの支援で組織を固めた。「住民と一緒に考え行動する姿勢は今後も変えない」と力を込めた。

 神戸市中央区選挙区でも自民新人伊藤栄介氏(46)が議席を得た。「ここがスタートライン。県民のため力を尽くす」と語った。(まとめ・高田康夫)

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