兵庫県尼崎市は７日、子ども１人につき１万円相当の電子地域通貨「あま咲きコイン」を給付する事業に絡み、給付用のＱＲコード付き文書を、既に送付済みの保護者８１５人に二重送付するミスがあったと発表した。

　市は対象者に謝罪文を送付。既に５６人が使用しており、今後ポイント相当分の納付書を送り、返還を求めるという。ＱＲコードの読み取り前や未使用だった人にはコードを読み込んでもポイントの付与や使用ができないよう処理した。

　事業は、国の低所得子育て世帯向け特別給付金を支給されていない世帯の子どもを対象に実施。保護者からの申請を受けて順次文書を発送していたが、３月１０日付の発送分をデータベースに反映させる前に、次の３１日付の対象者を特定する作業をしてしまったという。４月５日に市民からの指摘で発覚した。（広畑千春）