兵庫県内では１８日、福崎町長選と播磨町議選（定数１４）、太子町議選（同１５）が告示された。福崎町長選には同日正午までに、再選を目指す現職の尾﨑吉晴氏（６７）＝自民、公明推薦＝のみが立候補を届け出た。

　福崎町は、民俗学者、柳田国男生誕の地にちなみ、妖怪を用いた観光振興に力を入れており、観光客数は増加する一方、人口減少や少子高齢化が進む。町長選では、さらなる観光振興策や移住・定住促進、子育て、高齢者支援などが争点となる。

　また、播磨町議選には１７人（現職１１人、元職１人、新人５人）、太子町議選には１６人（現職１１人、元職１人、新人４人）が立候補した。女性の立候補者はそれぞれ５人、１人となっている。太子町は統一選後半の県内１１市町議選で唯一、女性候補の割合が１割未満にとどまる見通し。

　立候補の受け付けはいずれも午後５時まで。福崎町長選は他に届け出がなければ、無投票となる。２町議選は、１６日に告示された姫路、明石、芦屋の３市長選、９市議選と同じ２３日に投開票される。（田中陽一）

【特集ページ】統一地方選２０２３