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兵庫県警察本部=神戸市中央区
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兵庫県警察本部=神戸市中央区

 週に2~3回の頻度で部下を酒席に誘い続けたとして、兵庫県警は阪神地域の警察署の刑事部門に勤める40代警部補を本部長訓戒処分とした。28日、神戸新聞社の情報公開請求で分かった。県警は、立場の優位性を背景にしたパワーハラスメントとみている。

 県警によると、警部補は2021年4月~22年9月ごろ、部下の警察官2人に対し、酒席への同席と長時間にわたる飲酒を強要。飲食代は割り勘で、部下に経済的な負担を強いたほか、居酒屋やスナックのはしご酒を繰り返しており、2次会を禁止した県警の新型コロナウイルス対策に反している点も重くみた。

 県警の聞き取りに、部下の2人は「飲み会を断ると仕事を教えてもらえなくなると思った」などと説明。警部補は「部下は自分から付いてきた。強要しておらず、納得がいかない」などと話しているという。

 また、部下の警察官3人に対し、育児休暇の取得希望に難色を示す▽腹を殴る▽大声でしかる-などのパワハラを繰り返したとして、西播地域にある警察署の警備部門に勤める50代警部補を本部長訓戒処分とした。一部の行為を把握しながら、「副署長らが忙しそうだった」などの理由で報告を怠った上司の警部も本部長注意処分とした。

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