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殺害された小尻知博記者を悼み、祭壇の前で手を合わせる人たち=3日午前、西宮市与古道町、朝日新聞阪神支局(撮影・吉田敦史)
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殺害された小尻知博記者を悼み、祭壇の前で手を合わせる人たち=3日午前、西宮市与古道町、朝日新聞阪神支局(撮影・吉田敦史)
亡くなった小尻知博記者を悼み、手を合わせる人=3日午前、西宮市与古道町の朝日新聞阪神支局(撮影・吉田敦史)
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亡くなった小尻知博記者を悼み、手を合わせる人=3日午前、西宮市与古道町の朝日新聞阪神支局(撮影・吉田敦史)
亡くなった小尻知博記者の遺影が置かれた祭壇=3日午前、西宮市与古道町の朝日新聞阪神支局(撮影・吉田敦史)
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亡くなった小尻知博記者の遺影が置かれた祭壇=3日午前、西宮市与古道町の朝日新聞阪神支局(撮影・吉田敦史)
亡くなった小尻知博記者を悼む人らが列をつくった=3日午前、西宮市与古道町の朝日新聞阪神支局(撮影・吉田敦史)
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亡くなった小尻知博記者を悼む人らが列をつくった=3日午前、西宮市与古道町の朝日新聞阪神支局(撮影・吉田敦史)

 兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局で記者2人が殺傷された襲撃事件から3日で36年となった。同支局には、犠牲になった小尻知博記者=当時(29)=の遺影を掲げた祭壇が設けられ、訪れた人たちが手を合わせて追悼した。

 事件は1987年5月3日夜に発生。同支局に目出し帽をかぶった男が押し入り、散弾銃を発砲した。「赤報隊」を名乗る犯行声明が出されたが、2002年に未解決のまま時効が成立した。

 小尻記者の大学の後輩、京都市の男性(57)は3日、支局を訪れ、事件への思いを新たにした。事件後に、寺の住職として歩み始めたといい、「事件の影響で人の死と向き合う道を選んだ。暴力で言論の自由を封じ込めるのは間違いだ」と力を込めた。

 新聞記者を志して就職活動に励む大阪市の大学4年の女子学生(22)は「この事件によって自由に発言することに抵抗を持つ人が増えたのではないか。小尻さんが記者として伝えようとしていたことを学んでいきたい」と話した。

 また、朝日新聞労働組合が主催する「言論の自由を考える5・3集会」も同日、オンラインで開かれ、民主主義を支える新聞の役割をテーマにフリージャーナリストらが議論した。(浮田志保)

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