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書店に平積みされた絵本「かなしきデブ猫ちゃん マルのはじまりの鐘」=神戸市中央区三宮町1、ジュンク堂書店三宮店
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書店に平積みされた絵本「かなしきデブ猫ちゃん マルのはじまりの鐘」=神戸市中央区三宮町1、ジュンク堂書店三宮店

 神戸新聞で連載した童話「かなしきデブ猫ちゃん マルのはじまりの鐘」(京阪神エルマガジン社)の絵本の重版が決まった。発売後2週間で売り上げは4千部を突破。各メディアでも取り上げられるなど、「デブ猫ちゃん」人気は全国に波及しつつある。

 かなしきデブ猫ちゃんは2018年に愛媛新聞で連載が始まった童話で、オス猫マルの冒険物語。22年4月から神戸新聞に連載が引き継がれた。

 兵庫編1作目となる「マルのはじまりの鐘」の絵本は先月14日に発売。広い世界を見るために故郷愛媛を旅立ったマルが、神戸で暮らす少女との約束を果たすため、兵庫五国(摂津・播磨・但馬・丹波・淡路)を旅する物語で、赤穂市では46匹の「赤穂ニャン士」、丹波では丹波竜の「ぴーちゃん」など、地域ゆかりの個性的なキャラクターと次々に出会う。

 文章は山本周五郎賞などを受賞した小説家早見和真さん、イラストは絵本作家かのうかりんさんが担当した。

 早見さんとかのうさんは「本当にみなさんのおかげ。もっと多くの方にマルの生き方を知ってもらいたい」と話している。

 絵本は県内の主要書店や神戸新聞オンラインストア「LIVE STORE 得ダネ」、神戸新聞販売店で販売している。

 また「マルのはじまりの鐘」の続編となる「マルの真夏のプレゼント」の連載が、4月29日から毎週土曜に神戸新聞で始まっている。(前川茂之)

かなしきデブ猫ちゃん特集
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