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大雨の影響で車数台が土砂に埋まり、住宅が浸水した伊丹市の現場=8日午前10時15分
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大雨の影響で車数台が土砂に埋まり、住宅が浸水した伊丹市の現場=8日午前10時15分
土砂に埋もれた車=8日午前10時29分、伊丹市荒牧6(撮影・吉田敦史)
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土砂に埋もれた車=8日午前10時29分、伊丹市荒牧6(撮影・吉田敦史)
土砂に埋もれた車=8日午前10時29分、伊丹市荒牧6(撮影・吉田敦史)
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土砂に埋もれた車=8日午前10時29分、伊丹市荒牧6(撮影・吉田敦史)
天神川の堤防が決壊し、復旧作業が続けられている=8日午前10時31分、伊丹市荒牧6
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天神川の堤防が決壊し、復旧作業が続けられている=8日午前10時31分、伊丹市荒牧6
泥が入り込み、片付けに追われる住民=8日午前10時25分、伊丹市荒牧6
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泥が入り込み、片付けに追われる住民=8日午前10時25分、伊丹市荒牧6

 兵庫県内の一部地域は7日夜から8日朝にかけ、前線や低気圧の影響で激しい雨が降った。阪神間などでは降水量が5月の観測史上最多を記録。伊丹市では8日未明、市北部を流れる武庫川水系の天神川が氾濫し、道路が冠水して車が水没したり、土砂で埋まったりした。住宅の浸水被害は10軒以上にのぼるとみられる。

 伊丹市は同市荒牧6などの901世帯2088人に避難指示を発令、午前5時までに全て解除した。人的被害は確認されていない。

 天神川は、周囲の土地より川底が高い「天井川」。管理する県宝塚土木事務所などによると、左岸の堤防が長さ約30メートルにわたり決壊した。安全性を強化するため7月末まで堤防などを工事中で、河川の一部を削って土のうを積んでいた部分から水が漏れ出るなどしたとみられる。市は複数の指定避難所を開設したが、避難した人はいないという。

 近くの女性(46)は20年以上暮らしているが「決壊は初めて」と驚きを隠せない様子。午前1時前から徐々に水が増え、玄関先まで泥が押し寄せたという。「けが人や亡くなった人が出なかったのは不幸中の幸い」と話した。

 神戸地方気象台によると、8日午前3時ごろまでの24時間に西宮市で189・5ミリ、神戸市中央区で130・0ミリの降水量を記録し、5月の観測史上最多だった。

 交通網にも影響が出た。JR西日本は8日始発から、加古川線や姫新線などの一部区間で運休し、神戸線などもダイヤが乱れた。山陽新幹線も、新神戸-新大阪間で運転を見合わせたり速度を落としたりし、約2万8千人に影響した。

 芦屋市や西宮市の北部では倒木や土砂崩れなどがあり、一部道路で通行止めが続いている。8日早朝には神戸市の長田区と須磨区で計約730軒が停電した。

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