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十割そばの技を継ぐ本田忠寛さん=豊岡市但東町赤花
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十割そばの技を継ぐ本田忠寛さん=豊岡市但東町赤花
サンショウ特有のとげがなく、大粒の実がなる朝倉山椒=養父市内
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サンショウ特有のとげがなく、大粒の実がなる朝倉山椒=養父市内

 自然と人が育む産物と食文化を体感する「ひょうごテロワール旅」のバスツアーが24日に催される。かつて徳川家康ら多くの大名に天下の名産として好まれた「朝倉山椒(さんしょう)」(兵庫県養父市)と、つなぎを一切使用しない在来種「赤花そば」(同県豊岡市)の産地を訪ねる。

 毎月最終日曜の神戸新聞朝刊連載「風と水と土と ひょうごテロワール」を基に、神戸新聞旅行社が企画したツアー。

 サンショウは「日本最古の香辛料」といわれ、平安時代の文書にも登場する朝倉山椒の発祥地は養父市。1キロ6千円程度で取引され、海外輸出でも注目されている。

 豊岡市但東町赤花を中心に、昼夜の温度差が大きい山間の農地で育てる赤花そばは風味が良く、粘りがある。在来種ならではの十割そばとして知られている。

 ツアーは神戸を午前7時半に出発、姫路を経由して朝倉山椒の畑へ。鮮やかで大粒の実の摘み取りを体験する。約200グラムの実の土産がある。

 但東町に移動し、「赤花そばの郷(さと)」で昼食。真冬の寒水に3日間漬けた実で打ち、水を張った器で軽やかな甘さを味わう珍しい「水そば」と、通常の十割そばとの違いを楽しむ。道の駅ようか但馬蔵(養父市)に立ち寄った後、「竹泉」の銘柄で知られる田治米合名会社(朝来市)で、酒蔵でしか味わえない日本酒などの試飲や買い物を楽しむ。

 旅行代金は1万1800円。神戸新聞旅行社TEL078・362・7174

(辻本一好)

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