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 神戸市は11日、認可保育所などに入れない待機児童数が、4月1日時点で0人だったと発表した。待機児童ゼロは2年連続。一方で特定の保育所を希望するなどの理由で入所できなかった子どもは千人超となり、市は需要の高いエリアに絞って定員を確保していく。

 市は待機児童対策として、2019~22年度にそれぞれ約560~約1400人ずつの大幅な定員拡大に取り組んだ。今年4月には市営住宅の駐車場跡地や、兵庫県施設の空きスペースなどに用地を確保し、新たな保育所をオープンさせている。

 こうした定員確保で国の基準による待機児童はゼロになったが、立地などの理由で希望する施設への入所を待つ人や、育児休業中の人を含めた数は計1006人(前年比28人増)と依然高止まりが続く。市全体の保育利用希望者も3万412人で過去最多となった。

 こうした「隠れ待機児童」への対応が求められるが、市は少子化も考慮し、23年度の定員増を50~60人にとどめるという。

 「立地の良い新設園に申し込みが集中する一方で、既存施設に空きが出ている」と市幼保振興課の担当者。今後は「ただ定員を増やすのではなく、地域の住宅供給などニーズを慎重に見極め、既存施設や小規模保育事業所の活用で対応していきたい」と説明する。(井沢泰斗)

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