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番組収録でコンピューターを使った電飾衣装やスポーツ支援などについて語る寺田努教授=神戸市灘区六甲台町、神戸大六甲台第2キャンパス
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番組収録でコンピューターを使った電飾衣装やスポーツ支援などについて語る寺田努教授=神戸市灘区六甲台町、神戸大六甲台第2キャンパス

 神戸大って、どんな大学なんだろう-。そんな市民らの素朴な興味に応えるため、研究者らが自ら情報発信するラジオ番組「神戸大学☆夢ラボ」の放送が毎週日曜の朝、ラジオ関西で始まった。多様な専門分野の教員、学生が登場し、最先端の研究や地域との取り組みを紹介。各分野についてリスナーからの相談にも答えている。(勝浦美香)

 15分番組で、神戸大とラジオ関西が包括連携協定を結んだことを機にスタート。教員らはそれぞれ2週分を担当し、各分野を志したきっかけや、代表的な研究内容などを分かりやすく解説していく。パーソナリティーは同大出身のピアニスト、シンガー・ソングライター天宮遥さんが務める。

 収録は同大キャンパス内で行われ、4月2日の初回放送には藤澤正人学長が登場。「『夢なき者に成功なし』という吉田松陰の言葉にあやかり、『夢ラボ』と名付けた」と番組への思いなどを話し、取材には「多くの研究者に夢を語ってほしい」と答えた。

 6月11、18日放送分の収録に臨んだ大学院工学研究科の寺田努教授(49)は、スマートウオッチをはじめとする「ウエアラブルコンピューティング(身に着けられるコンピューター利用)」が専門。番組では医療や障害者支援、スポーツ、エンターテインメントなど幅広い分野での応用例を紹介した。「子どもがスマホばかり触って勉強しない」といった相談メールにも答えていた。

 寺田教授は収録後、「地元の人たちにも大学の取り組みを認識してもらい、あわよくば、連携につながるような機会になればうれしい」と期待した。

 5月14、21日は農学、同28日、6月4日には人文学分野の教員がそれぞれ出演し、身近な公園の草花、歴史や古文書についてトークを繰り広げる。放送は毎週日曜午前8時45分~9時。

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