新型コロナウイルス禍は「5類」への引き下げとともに一段落し、社会はコロナ後の新たな日常に歩みを進める。振り返れば、コロナ禍の3年間は聞き慣れない言葉や造語が続々と登場し、既に人々の記憶から消えかけているものもある。全てが過去に変わる前に、神戸新聞社の双方向型報道「スクープラボ」では、最も印象に残る言葉を尋ねた。
コロナ禍は、致死性の高い新型ウイルスの感染拡大という未曽有の事態だったために、聞き慣れない医療系の専門用語や英語が多用された他、過去に例がない防御対策や政策が次々と打ち出された。
アンケートは5月11~13日に無料通信アプリ「LINE(ライン)」で実施し、332人から回答を得た。14の新語、造語、流行語から「最も印象に残る言葉」を一つ選んでもらった。
最下位は疫病よけの妖怪「アマビエ」。2020年春に国内で感染が広がり始めた当初に注目され、あちこちで重宝されたものの、21年以降は明らかに尻すぼみに。
ベスト10には、東京都の小池百合子知事が不要不急の外出を控え、自宅にとどまるよう求める際などに用いた「ステイホーム」がランクイン。小池知事関連では、感染拡大初期に言及して社会に影響を与えた「ロックダウン(都市封鎖)」も4位に入った。
外出の自粛が要請されたコロナ1年目の厳戒態勢下、行楽地などに登場して他者に自粛を強いた「自粛警察」は9位、給食や会食時の感染リスクを減らす「黙食」は8位。感染拡大のピークに日常化した「濃厚接触」は6位に入った。
20年4月から安倍晋三政権が全国の約5千万世帯に配布した布マスクの通称「アベノマスク」は5位。「小さすぎて衝撃」「無駄遣い」「愚策」など批判的な意味合いで人々の記憶に刻まれたとみられる。
3位は「緊急事態宣言・まん延防止等重点措置(まんぼう)」。「初回発令時の、これからどうなっていくのかという不安感、恐怖感がとても心に残っている」(神戸市灘区、40代女性)、「休校になったことで子どもたちが苦しい思いをしたから」(加古川市、40代女性)と、行動制限が敷かれた当時を振り返る声が集まった。
2位には密閉、密集、密接をまとめた「3密」が入った。神戸市の30代男性は「ニュースでも会社内でも口を酸っぱくして言われた」。同市の30代女性は「コロナの前は3密が大好きだったけど、今はとても怖い」と心境の変化を嘆いた。
そして、1位となったのは「ソーシャルディスタンス」で、全体の2割近くを占めた。同市兵庫区の50代の女性は「両親がコロナになり、私が看護。会社復帰すると、数人にしばらく露骨な距離を置かれた」と吐露。一方、「付かず離れずの関係を見直すことができた」(同市西区、70代男性)「パーソナルスペースの確保につながり、精神的な負担が軽減された」(同市兵庫区、40代男性)といった肯定的な意見も目立った。(名倉あかり)
◇ ◇
神戸新聞社は、読者の投稿や情報提供を基に取材を進める双方向型報道「スクープラボ」に取り組んでいます。身近な疑問や困りごとから、自治体や企業の不正告発まで、あなたの「調べてほしい」ことをお寄せください。LINEで友だち登録(無料)するか、ツイッターのダイレクトメッセージで投稿できます。皆さんと一緒に「スクープ」を生み出す場。ご参加をお待ちしています。
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