神戸市で来年開かれる「世界パラ陸上競技選手権大会」の開幕まで、17日であと1年になった。東アジア初開催となる国際スポーツ大会は、新型コロナウイルス禍を経て、2021年夏の東京パラリンピック(パラ)の熱戦を継承。障害者をはじめ誰もが暮らしやすい社会を後押しするため、大会組織委員会は「神戸にレガシー(遺産)を残す」と準備に力を入れる。(有島弘記)
大会は国際パラリンピック委員会(IPC)が1994年に創設。神戸開催は当初、2021年9月に予定されていたが、新型コロナ感染拡大の影響で2度延期された。会期は24年5月17~25日、約100カ国・地域から選手約1300人の参加を見込む。
神戸市はこれまでに、会場となるユニバー記念競技場(同市須磨区)の改修などを進めてきた。トイレをバリアフリー化し、車いすが出入りしやすいようにスロープを拡幅。場内の大型ビジョンを一新し、メインスタンドの座席も取り換えた。
4月末には2日間、テスト大会として日本パラ陸上競技選手権大会を開催した。車いすのレース後、順路の傾斜が残された課題だったが、選手との触れ合いを兼ねてスタッフが押すことにした。大会組織委の増田明美会長は「世界パラ陸上競技連盟(WPA)もこの雰囲気がいいと言ってくれている」と運営に自信を示す。
一方、課題は集客だ。テスト大会では新たにアジア記録が4個、日本記録が17個生まれたが、初日は1670人、最終日は1340人にとどまり、最大約4万5千人を収容できる競技場では空席ばかりが目立った。
男子走り幅跳びの第一人者、山本篤選手(新日本住設)は「東京パラは残念ながら無観客。たくさんの方にパラアスリートのすごさを見てもらいたい」と、組織委が目標とする1日1万人の達成に向けて観戦を呼びかける。
また、大会理念の具体化も図るべく、今年5月ごろから順次、神戸市内でパラスポーツとレゾナンス(共鳴)を掛け合わせた応募型プログラム「パラレゾ」を開始した。学校に視覚障害者のガイドランナーを派遣したり、兵庫ゆかりのパラアスリートが地域団体で講師を務めたりして、健常者と障害者の壁をなくす「インクルーシブな社会」につなげる。
パラレゾは閉幕後も約1年続ける計画。組織委は「特に子どもたちへの教育効果を意識している。地道に理解を深めていきたい」とし、大会を成功させることで社会意識の変革に導きたい考えだ。
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