阪神高速道路（大阪市）は、神戸線京橋-摩耶間（約４・２キロ）で終日通行止めを伴うリニューアル工事を５月１９日午前４時～６月７日午前６時の１９日間実施する。期間中、周辺の有料道路や一般道では渋滞が予測され、同社は公共交通機関の利用や混雑する時間帯を避けた通行を呼びかけている。

　同区間は１９６８年に開通。２０１０年にも終日通行止めの舗装修繕工事などを行ったが、今回は、交通量の増加や車両の大型化で舗装の下にあるコンクリート製の床板の損傷が進み、取り換えることで長期的な耐久性を確保する必要があると判断した。

　同社は期間中、朝夕のラッシュ時に神戸線の東行きで京橋までの最大５・８キロ、湾岸線の西行きで住吉浜までの同７・２キロの渋滞を予測。また、迂回路としての利用が予想される中国自動車道でも、リニューアル工事で終日車線規制が行われている中国池田-宝塚間を先頭に、普段以上の混雑が見込まれる。

　一般道では国道２号を中心に交通量の増加が予測され、同社の担当者は「ご不便をおかけするが、鉄道の利用や利用時間帯の変更などのご協力をお願いしたい」とする。

　乗り継ぎルートや渋滞予測、工事状況は同社の特設サイトで見られる。フリーダイヤル０１２０・８４１６２０

（谷川直生）