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天井川となっている芦屋川で堤防の安全点検を実施する兵庫県職員=芦屋市松ノ内町
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天井川となっている芦屋川で堤防の安全点検を実施する兵庫県職員=芦屋市松ノ内町
天井川となっている芦屋川で堤防の安全点検を実施する兵庫県職員=芦屋市松ノ内町
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天井川となっている芦屋川で堤防の安全点検を実施する兵庫県職員=芦屋市松ノ内町

 兵庫県は25日、県の工事中に堤防が決壊した天神川(同県伊丹市)について、29日にも復旧工事が完了すると発表した。原因究明に向けた有識者の調査委員会は、6月8日に初会合を開く。4回程度を予定し、洪水が起こりにくいとされる非出水期(11~5月)の河川工事の在り方など、再発防止策も含めて議論する。

 天神川は周囲の土地よりも川底が高い「天井川」となっている。堤防などを強化するため、幅約14メートルの川を土のうで半分に区切り、片側だけに水を流していたが、5月8日未明に大雨で越水し決壊。近隣12棟が浸水被害を受けるなどした。

 復旧工事では川幅を元に戻し、従来の水量を確保する。出水期に備え、工事箇所は6月から週に1度の定期点検を実施し、大雨注意報が発表された場合は臨時点検も行う。

 調査委では、周辺住民の証言なども踏まえて決壊のメカニズムを解明し、県の設計や施工に問題がなかったかを検証する。今回の決壊は、非出水期としては想定を上回る雨量も一因とされ、今後の河川工事の進め方も検討。本来予定していた天神川の残りの工事は、調査委の結果を受けて工法や時期を判断する。

 また県は、天神川と同じ天井川のうち、河川の下を鉄道や道路が横切る箇所とその前後を中心に、緊急の安全点検も進めている。5月25日には、芦屋市を流れる芦屋川で実施した。

 対象となったのは、阪急芦屋川駅から国道2号までの約600メートル。担当職員は目視で亀裂や破損の有無をチェックしたほか、堤防内の土の影響で積み上げたブロックが膨らむ「はらみ出し」が生じるケースもあるため、棒を当てて異変がないかどうかも確認した。

 他に、天神川、住吉川(神戸市東灘区)、石屋川(同市灘区)でも実施しており、今のところ、対応が必要な箇所は見つかっていないという。

 県は、改修途中で河川の幅が狭くなっている地点がある明石川(明石市)や、落石や崩土に備えて防護柵を仮設している県道沿いなど計6カ所を「要監視箇所」と位置付け、ライブカメラの設置も進める。(田中陽一)

阪神地方行政
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