近畿地方が梅雨入り 史上7番目の早さ、5月中は10年ぶり

2023/5/29 12:24神戸新聞NEXT

横断歩道で開いた傘の花＝２９日午後、神戸市中央区元町通１（撮影・風斗雅博）

雨が断続的に降る中で咲く花壇のアジサイ＝２９日午前、神戸市中央区加納町５（撮影・風斗雅博）

雨雲に覆われた近畿地方（気象庁ホームページ）

　気象庁は２９日、兵庫県を含む近畿と九州北部、中四国、東海で梅雨入りしたとみられると発表した。近畿地方は平年より８日早く、５月中の梅雨入りは１０年ぶり。記録が残る中では史上７番目の早さとなった。

　神戸市内でもこの日、午前から断続的に雨が降り、道路脇で咲き誇るアジサイのそばを、色とりどりの傘の花が行き交った。

　神戸地方気象台によると、台風２号の北上に伴い、南側の湿った空気が入り込み、梅雨前線の活動が活発化しているという。兵庫県内も今週１週間は曇りや雨の日が多くなる見込み。

　雨は３０日も北部で明け方まで、南部では朝まで降りそうで、雷を伴って激しく降る所もあり、同気象台が注意を呼びかけている。

　平年の梅雨明けは７月１９日ごろという。（前川茂之）