• 印刷
神戸新聞NEXT
拡大
神戸新聞NEXT

 梅雨前線や台風2号の影響で兵庫県内は1日午後から2日夜にかけ、広い範囲で大雨になる見込み。ピークとなる2日午後には阪神間や北播・丹波など県南東部を中心に、1時間に50ミリの非常に激しい雨が予想される。神戸地方気象台は2日明け方から県内ほぼ全域に大雨警報を発表する見通しで、JR西日本は一部路線で運転を見合わせる可能性があるとしている。

 同気象台の1日午前11時の説明では、梅雨前線は2日朝にかけて近畿地方を北上。その後、3日にかけて南下する。台風2号は日本の南海上を北東に進むため直接の影響はないが、暖かく湿った空気が流れ込み、梅雨前線の活動が活発になるという。

 雨は1日午後から降り始め、同気象台は2日明け方、県内ほぼ全域に大雨警報(土砂災害)を、朝には南部に大雨警報(浸水害)を発表する見込み。発表のタイミングが早まったり、範囲が広がったりする可能性もあるという。降り始めからの総雨量は県内の多い所で200ミリを超えるといい、担当者は「土砂災害や浸水害、河川の増水に警戒を。特に2日午後を中心に災害が起こる可能性がある」と強い言葉で呼びかける。淡路島南部では4日にかけてうねりを伴った高波に注意が必要という。

 JR西日本は1日、大雨が見込まれる2日昼ごろから夜にかけ、宝塚線新三田-篠山口、播但線姫路-和田山など管内8線区の一部区間で列車の遅れや運転見合わせが発生する可能性があると発表した。

 2日午前など雨脚が弱まる時間帯があるとみられ、同気象台は「避難経路を確認し、雨が強まる前に安全確保を」と強調する。

 近畿地方は5月29日に梅雨入りしたとみられ、月末の雨で土壌の水分量が多くなっている。1時間に50ミリ以上80ミリ未満の雨は「滝のように降る(ゴーゴーと降り続く)」と表現され、傘は全く役に立たなくなり、車の運転は危険となるレベルに分類される。(上田勇紀)

防災
もっと見る
 

天気(9月6日)

  • 33℃
  • ---℃
  • 10%

  • 35℃
  • ---℃
  • 10%

  • 35℃
  • ---℃
  • 10%

  • 36℃
  • ---℃
  • 10%

お知らせ