甲南女子大(神戸市東灘区森北町6)文学部メディア表現学科で、対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を取り入れた授業が行われている。教職課程ではない学生が模擬授業を組み立てる中で、あくまで「相談役」としてシラバス(講義・授業の学習計画)の作成をサポート。データの偏りや誤った情報もあるといった注意点を押さえながら、積極的に活用している。
■学生の知識を補うのに最適
チャットGPTは米新興企業「オープンAI」が開発した生成AIで、昨年11月に一般公開された。質問すると自然な文章でAIが回答し、リポートや論文の作成もできる。文部科学省は4月、2023年度内にも学校での取り扱い指針を作成する方針を明らかにし、これに前後して、大学では利用に注意を促す動きが広がった。
多くの教育現場が対応を模索する一方、甲南女子大の高尾俊介准教授と山下香准教授は、22年度末までに、2年生の演習にチャットGPTを取り入れることを決めていた。学生の知識を補うのに最適との判断で、今年4月13日から授業をスタートさせた。
2人はAIの歴史やチャットGPTの概要から教え、データの偏りや、真偽が定かでは無い情報も混じっていることなど、注意点も説明。学生はグループワークにチャットGPTを取り入れて授業計画を練り、最終的には15分程度の模擬授業として成果を発表する予定だ。
■ふんわりした考えを言語化
5月下旬の中間発表では、学生たちが、仕上げたシラバスを基に、授業の狙いや、チャットGPTを生かした点について語った。スマートフォンを使った映像製作に取り組む授業を提案した班は、学生のみで作った案への改善点をチャットGPTに求めたと述べた。架空のキャラクターをつくる授業を練ったグループは、背景設定の深掘りを任せて得た答えを詳細に示した。
受講生(19)は「ふんわりしている考えを、チャットGPTが言語化してくれた。一緒に考えてくれる仲間のように感じた」という。一方で「根拠のない情報や存在しないホームページを自信満々に示してきた」といい、一つ一つの情報が正しいかどうか確かめることが欠かせなかったという。
■問いを突き詰めるほど
高尾准教授は「AIは具体化だけでなく、抽象化も得意」と言及する。問いを突き詰めるほど、哲学的な話題にも対応するなど、回答のレベルも上がっていくという。さらに「限られた脳のリソース(資源)をAIに外部委託し、思考の生産効率を上げることに使える。チャットGPTは教育のあり方を変え、人々に幸せな暮らしをもたらすと思う」と話していた。(大橋凜太郎)
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