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明石市のマイナンバーカード支援窓口。全国的なトラブルが表面化して以降、訪れる人は想定より少ないという=16日午後、明石市役所
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明石市のマイナンバーカード支援窓口。全国的なトラブルが表面化して以降、訪れる人は想定より少ないという=16日午後、明石市役所
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 マイナンバーカードのトラブルが全国で相次いでいる問題で、兵庫県内市町の申請窓口では少なくとも9件の不具合が起きていたことが分かった。顔写真の取り違えや、特典のマイナポイントを別人に付与した例があった。

 続出するトラブルを巡っては、総務省が各市町に調査を依頼。神戸新聞は県内41市町に14日時点の報告内容などを聞き取った。

 市川町では、知人同士で一緒にカードを申請した男性2人の顔写真を取り違えて交付していた。加古川市と加西市では、マイナポイントが別人に付与されるトラブルが発生。西宮市でもポイントが本人希望の決済サービスと別のサービスにひも付けられるトラブルがあった。

 神戸市は取材に「調査中」としていたが、16日、夫婦の顔写真を取り違えるなど計5件のミスや不具合があったと発表した。

 判明した9件は、自治体窓口での申請時に起こったトラブル。県内を含め全国では他にも、医療保険組合などでの誤入力とみられる別人情報のひも付け▽公金受取口座を本人でなく家族名義の口座で登録▽年金情報の漏えい-などの不具合が多数報告されている。

 自治体ではシステム上、住民のマイナンバーカードに正しい情報が登録されているか確認できない。各市町の窓口は、心配する住民から自身で確認する方法の問い合わせやカードの返納相談への対応にも追われている。(高田康夫、井川朋宏、久保田麻依子)

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