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桜の木に巻いた防除ネットの中で見つかったクビアカツヤカミキリの成虫=芦屋市茶屋之町(兵庫県提供)
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桜の木に巻いた防除ネットの中で見つかったクビアカツヤカミキリの成虫=芦屋市茶屋之町(兵庫県提供)
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桜の木に巻いた防除ネットの中で見つかったクビアカツヤカミキリの成虫=芦屋市茶屋之町(兵庫県提供)

 桜や桃の木を食い荒らす特定外来生物クビアカツヤカミキリの成虫1匹が20日、兵庫県芦屋市茶屋之町の街路樹で見つかった。同じ木では昨年7月、幼虫のふんと木くずが交ざった「フラス」が見つかり、成虫の脱出を防ぐため県と市が防虫ネットを巻いていた。三田市を含む阪神地域7市1町で成虫が見つかるのは初めて。

 芦屋市によると、成虫はメスでネットの中で見つかった。20日午前に市民から市へ通報があり、樹木医の宗実久義さんがクビアカツヤカミキリと確認した。生きたまま持ち運ぶことが外来種被害防止法で禁止されているため、現地で捕殺され、死骸は県が回収した。

 市内では昨年7月以降、半径400メートルほどの3カ所7本の桜からフラスが見つかった。市は被害の大きかった2本を伐採。残る5本の監視を続けている。

 兵庫県内では昨年6月に明石市で初めて成虫が見つかり、神戸市でも確認されている。芦屋市道路・公園課は「繁殖力が強いため、被害が拡大する恐れがある。見つけたらすぐに通報してほしい」と呼びかけている。県自然鳥獣共生課TEL078・362・3389

(山岸洋介)

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