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長期休館する「風見鶏の館」=神戸市中央区北野町3
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長期休館する「風見鶏の館」=神戸市中央区北野町3

 神戸・北野の異人館街にある「神戸北野異人館 風見鶏の館」(神戸市中央区北野町3)が、耐震改修工事のため10月1日から長期休館する。期間は2025年3月末までの1年半を予定。長期休館は阪神・淡路大震災後の補修工事で約2年休館して以来という。

 同館は、1909(明治42)年ごろに建築された。ドイツ人貿易商人G・トーマス邸として、建築家ゲオルグ・デ・ラランデが設計。78年に国の重要文化財に指定された。NHK朝の連続テレビ小説「風見鶏」(1977~78年)では北野の異人館街が舞台となり、風見鶏の館も脚光を浴びた。

 市によると、2019~20年度に行った耐震診断で大規模な補強が必要と判明。内部に補強材を入れ、劣化した壁の一部を解体、復元するなどして改修する。

 休館まで残り100日となった22日、同館では特別イベントが始まった。1階フロアに屋根上の風見鶏と同じサイズのレプリカを配置して記念撮影ができる。7月には非公開の地下室などを見学できるツアーを開催。同館の魅力を伝える展示会や講座も予定している。風見鶏の館TEL078・242・3223

(金 旻革)

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