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明石商・右腕宮口が返り咲き ベンチ外の兵庫大会経て

2019.08.01 19:10
狭間監督に見守られながらマウンドで投球を確かめる宮口(撮影・秋山亮太)
狭間監督に見守られながらマウンドで投球を確かめる宮口(撮影・秋山亮太)

 頼もしい右腕が聖地に戻ってきた。明石商の宮口が、メンバーから外れた兵庫大会を経て返り咲き。苦悩の時期を乗り越えられたのは、仲間の支えがあったからだ。

 昨秋の近畿大会で好投し、チームを選抜大会出場に導いた立役者。エース中森と二枚看板を形成したが、今年1月に右指を痛めて調子を崩し、春は振るわなかった。

 「試合で交代を告げられるたび、情けなくて悔しくて、泣きそうになった」と打ち明ける。「なんでピッチャーを選んだんやろう」-。思い悩む右腕を支えたのは、女房役の水上だ。「あいつの変化球の魅力は自分が一番知っている」と、不調時も献身的に声をかけ続けてきた。

 「支えてもらった分、今度は自分が」とスタンドで声をからした兵庫大会決勝翌日。コーチ陣が見守る中グラウンドで投げ、打者を打ち取る宮口の姿に「メンバーから外れても腐らなかった」と狭間監督。大会中もひたむきに練習を手伝う姿勢を、指揮官は見ていた。

 「兵庫を制し、ともに甲子園へ」-。水上との約束を守った背番号12は「自分が入った分、外れたメンバーがいる。監督さんや仲間に感謝してベンチに入らないといけないんです」。その感謝は、マウンドで体現すると決めている。(長江優咲)

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