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神戸国際大付 救援の楠本、悔し涙止まらず「1球の怖さ知った」

2021.08.26 21:31
神戸国際大付-近江 7回裏近江2死三塁、山田(左)に本塁打を浴びる神戸国際大付の楠本(撮影・小林良多)
神戸国際大付-近江 7回裏近江2死三塁、山田(左)に本塁打を浴びる神戸国際大付の楠本(撮影・小林良多)

■全国高校野球選手権4回戦 神戸国際大付6-7近江

 1点差の七回、2死三塁。神戸国際大付の左腕楠本は2ストライクから粘られていた。9球目に捕手西川が出したサインはインコースの真っすぐ。全力を注いだ140キロが「甘いコースに入った。力負け」。近江の3番山田にバックスリーンへ運ばれた。

 今大会3試合目は三回からの救援。先発阪上から「ごめん」と託されたマウンドで力勝負を仕掛け、屈した。七回の場面は、3球で追い込むも「チェンジアップで仕留め切れなかった」と4球連続でバットに当てられた。「振りも鋭いし、追い込んでからの粘りもあった」。最後は自慢の直球をはね返された。

 背番号11で戦った春の選抜大会は敗れた仙台育英戦で4失点。そこから「空振りが取れる投手に」と、下半身を鍛え、球速は最速144キロまで伸びた。それでも「気持ち良い投球に見えるが、1球の厳しさを分かっていない」と青木監督。楠本も「1球の怖さ、重みをを知った」と試合終了の瞬間から悔し涙が止まらなかった。

 グラウンドから球場の通路に引き上げる直前、バッテリーを組んだ先輩西川から「お前らの代でも絶対出ろ」と肩をたたかれた。甲子園では初めて背番号1を背負った2年生左腕は「来年の春と夏。誰にも打たれないストレートで甲子園に戻ってくる」と顔を上げた。(尾藤央一)

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