ヴィッセル ニュース
サッカーJリーグ1部(J1)のヴィッセル神戸は18日、リーグの再開後、初めて本拠地ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)に観客を入れて試合に臨み、清水エスパルスに3-1で快勝した。歌や鳴り物は禁止されたが、3494人のサポーターがプレーを体感。拍手でチームを後押しした。
新型コロナウイルスが影響し、本拠地に観客が入るのは2月の開幕戦以来約5カ月ぶり。サポーターたちは非接触型体温計とサーモグラフィーによる検温を経て入場し、隣と3席分空けて着席。「待たせたな、愛する選手たち」などと手書きされた横断幕を掲げて、ピッチに入る選手を迎えた。
家族4人で訪れた加西市の男性(38)は「待ちに待っていた。思う存分楽しみたい」と笑顔。神戸市兵庫区の双子の姉妹(31)は「やっぱりスタジアムはワクワク感が全然違う」と顔を紅潮させた。
場内は録音された応援歌が流されて、ホームの雰囲気を演出。サポーター歴20年以上という兵庫県太子町の男性(53)は「声は出せなくても、気持ちは選手たちに伝わっていると信じている」とピッチを見つめた。同市中央区の主婦(49)も「来るか直前まで悩んだけれど、ずっと楽しみにしていた試合。大好きな古橋亨梧選手の活躍も見られて最高です」と話した。(前川茂之、山本哲志)
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