衆院選が１９日、公示された。３人が立候補した兵庫５区に含まれる丹波地域でも、各候補者や陣営が街頭演説や選挙カーで支持を訴えたほか、ポスターを掲示板に張る作業に追われた。丹波篠山、丹波両市では２０日から順次、期日前投票が始まる。両市の選挙管理委員会は投票箱や記載台などを会場に運び入れ、有権者を迎える準備を整えた。（真鍋　愛、川村岳也）

　丹波篠山市は市内７カ所に期日前投票所を設ける。最も早いのは２０日の同市役所（同市北新町）。各支所では２３日から、ＪＲ篠山口駅は２５日から、それぞれ受け付ける。

　丹波市は市内６カ所を予定。氷上住民センター（同市氷上町成松）が２０日の開設で最も早く、柏原、青垣、春日、山南、市島地域の投票所は２３日から。

　両市選管は新型コロナウイルス対策として、来場時の鉛筆とシャープペンシルの持参を認めている。他の投票用紙に色移りする恐れがあるボールペンは使用できない。投票所では、「密」回避のため床に距離を保つ印をつける▽定期的な換気▽職員のマスク着用▽消毒液の設置－などを行う。

　丹波市選管の担当者は「期日前投票は投票所入場券が届く前でも、会場で宣誓書に記入すれば投票できる。投票日の混雑緩和のためにも、期日前投票を利用してほしい」と呼び掛けている。

　１８日時点の選挙人名簿登録者数は、丹波篠山市が３万４０５９人（男性１万６１８８人、女性１万７８７１人）。丹波市は５万２７０２人（男性２万５０３２人、女性２万７６７０人）。

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