栗ペーストを使った洋菓子の王道といえばモンブラン。イタリアとフランスの国境にある山「モンブラン」をイメージして作られたが、今回紹介するのはちょっと風変わり。ガレット専門店「SAKURAI」(兵庫県丹波篠山市今田町下立杭)が今秋、大粒の希少な丹波栗をぜいたくに使ったモンブランを提供し始めたと聞き、足を運んだ。(谷口夏乃)
ガレットは、フランス北西部ブルターニュ地方発祥の郷土料理で、そば粉の生地を薄く焼いて作る。シェフの櫻井龍弥さん(47)=神戸市在住=は19歳からフレンチ一筋で、関西のホテルやレストランなどで腕を磨いてきた。新型コロナウイルスの影響で、勤務先の飲食店が廃業したことを機に独立を決意。都市部以外でも「ガレットの魅力をもっと広めたい」と、以前から訪れていた丹波篠山市で昨年2月、開業した。
元旅館だった建物を改装した店内は、ふすまや床の間などの「和」と、ステンドグラスやアンティーク家具などの「洋」が見事に調和。大きな窓からは田園風景と色づき始めた山々が一望でき、レコードから流れるジャズの調べが優雅な空間を演出していた。
お目当ては、1日15食限定の「丹波栗のモンブラン・ガレット」(ドリンク付き、1900円)。マロンクリームが網目状に敷き詰められた薄い生地の上に、半分にカットされた大粒の丹波栗の渋皮煮がごろごろのっていた。
聞くと、市場にはほとんど出回らない4Lサイズ(4・5~5センチ)だとか。昨年も提供を考えたが、満足できる仕上がりにならず断念。今年は丹波市山南町井原の「後藤農園」から仕入れ、ようやく納得できるものになった。
パリッと焼かれたガレットは口に運ぶと、モチモチした食感。生地の塩気に、マロンクリームとフランスの砂糖「カソナード」の上品で深みのある甘さが混ざり合う。少量塗られたラム酒の香りがふんわりと鼻を抜ける。「最後までおいしく食べてもらえる」ように櫻井さん自ら焙煎(ばいせん)、ブレンドしたコーヒーを口に含めば、ほどよい苦味がまたモンブランを恋しくさせる。細部までこだわった逸品のとりこになった。
火曜定休。午前11時~午後6時(土曜のみ午後9時)。「丹波栗のモンブラン・ガレット」の提供は午後2時半~、予約可。栗が無くなり次第終了。TEL079・506・7735
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