神明あかふじ米大会
▼篠山少年野球団 粘り発揮し抽選で4強へ
○…特別延長九回までもつれ込んだ激戦は、篠山少年野球団が抽選で準決勝進出の切符を手にした。
篠山は一回に2点を先制されたが、そこから粘りを見せた。七回途中まで投げた勝村孝純選手(6年)は「焦りもあったが、勝ちたいという気持ちで立て直せた」といい、以降を無失点に抑えた。勝村選手は打撃でも活躍。六回に出塁すると、相手の失策もあり1点を返した。
同点に追いついてからは、両チーム一歩も譲らず最終回に。七回から登板した今北来明選手(6年)は「不安だったが、みんなの役に立ちたかった」と投げきった。運も味方に付け、もぎ取った勝利。今北選手は「次はチーム全体が落ち着いて試合に臨みたい」とした。(喜田美咲)
▼柏原スターズ 積極攻撃でサヨナラ勝ち
〇…柏原スターズは四回に逆転を許すも、積極的な攻撃でサヨナラ勝ちをもぎ取った。
三回に先制したが、四回に2点を奪われた。それでもチーム一丸となり、「最後まであきらめない」と奮起。四回に1点を返して同点に追いついた。
投手の好投もあり、両チームが一歩も引かないまま迎えた最終回。宮本大誠捕手(6年)が二塁打を放ち、最後は上田龍之介選手(6年)がスクイズを決めた。宮本捕手は「次につなげようと、力を込めて振った」と話す。
方山大翔主将(6年)は「バントでつなぐ野球ができた」と笑顔を見せ、「仲間を信じて全員野球で優勝し、県大会を目指したい」と決意を新たにした。(川村岳也)
2021/5/16