神明あかふじ米大会
神明あかふじ米・第33回兵庫県ジュニア軟式野球選手権(県軟式野球連盟、神戸新聞社主催)北播ブロック大会が29日、開幕した。三木山多目的広場(三木市福井)と加東市グリーンヒル・スタジアム(加東市高岡)で1、2回戦があり、小野東スポーツ少年団(小野市)、西脇ワイルドキッズ(西脇市)、西脇野球スポーツ少年団(同)、自由が丘レッドファイターズ(三木市)が4強入りした。準決勝と決勝は30日、三木市のともえ運動公園野球場であり、決勝に進んだ2チームが本大会に出場する。(杉山雅崇、長沢伸一)
▼小野東 自慢の強打で序盤から得点
序盤から得点を重ねた強打の小野東スポーツ少年団が試合の主導権を握り、勝利をつかんだ。投手の藤田篤志主将は、緩急をつけた粘り強い投球で、緑が丘スターズ打線を抑えた。
打撃でも、藤田主将が活躍。一回、2死走者なしで打席に入ると、左中間を越える大飛球を打ち、ランニングホームランでチームに先制点をもたらした。
三回には小西輝明選手もランニングホームランを打った。続く四回も満塁のチャンスから押し出し四球と適時打で計3点をもぎ取り、試合を決めた。
前回に続いての本大会出場を目指す同チーム。藤田主将は「投手としての調子は良くなかった。明日は球が走る投球をしたい」と意気込んでいた。
▼強気に投手リード
西脇ワイルドキッズの岡野拓海主将「攻撃ではチームメートが打ちまくってくれた。最終回の守備では満塁になって少し緊張したが、捕手として『絶対抑える』という強い気持ちで、投手を引っ張った。途中からスローボールを中心にリードしたことが功を奏したと思う。本大会出場が目標」
▼絶対いけると信じて
西脇野球スポーツ少年団・後藤大豪投手(最終回の七回2死満塁のピンチをしのぎ2失点完投)「あの場面は、絶対いけるという思いで投げた。調子は普通だったが、今日は四球が多かった。次の試合に向けて、バッテリー間の呼吸を合わせて改善していきたい」
▼自由が丘 鍛えた守りで追加点許さず
1回戦をサヨナラ勝ちした勢いそのままに、自由が丘レッドファイターズが九会野球スポーツ少年団に勝利した。
初回、ランナーを三塁に置き、久次創太選手がタイムリーを放ち先取点を挙げた。二回にも1点を追加した。久次選手は投球でも、武器の速球をコースに決めて相手打線を寄せ付けず、1失点で完投した。
打線も1点を返された直後の五回裏、打席に立った山本航輝選手は「自分のミスが失点につながったので取り返したかった」。振り抜いた打球がレフトの柵を越えた。
山本選手はこの試合盗塁を二つ刺し、相手のチャンスも防いだ。「目標は県大会優勝。盗塁阻止の精度も上げたい」と表情を引き締めた。
▽1回戦
九会野球スポーツ少年団
0000100│1
0000000│0
来住スポーツ少年団
(九)藤田-菅野凌(来)吉田佳-松田▽二塁打 神戸(九)
米田少年野球クラブ
0000020│2
0100002│3
自由が丘レッドファイターズ
(米)森本-武内(自)長谷川-山本航▽三塁打 足立(米)金丸(自)▽二塁打 本山(米)
市場スポーツ少年団
00000│0
1555×│16
西脇ワイルドキッズ
(5回コールドゲーム)
(市)平、池﨑、田中魁-田中魁、平(西)方山-岡野、藤本▽本塁打 遠藤(西)▽三塁打 藤本(西)▽二塁打 井上(市)井上2、松原(西)
善防少年野球クラブ
2001002│5
0002001│3
闘竜少年野球クラブ
(善)難波、折井-高田誠(闘)藤原、前原-竹内▽二塁打 坂本(闘)
▽2回戦
九会野球スポーツ少年団
0000100│1
110020×│4
自由が丘レッドファイターズ
(九)菅野凌-藤田(自)久次-山本航▽本塁打 山本航(自)▽三塁打 長谷川(自)▽二塁打 吉田(九)、長谷川(自)
西脇野球スポーツ少年団
0101002│4
0000020│2
くるみビックス
(西)後藤-中西(く)錦-由井陵▽三塁打 坂本(西)▽二塁打 濱野、後藤(西)
小野東スポーツ少年団
10132│7
00000│0
緑が丘スターズ
(5回コールド)
(小)藤田篤-大西(緑)空-中村▽本塁打 藤田篤、小西(小)
善防少年野球クラブ
2000021│5
101221×│7
西脇ワイルドキッズ
(善)難波、折井-高田誠(西)三崎、方山-岡野▽本塁打 難波(善)▽三塁打 折井(善)
2021/5/30