神明あかふじ米大会
神明あかふじ米・第33回兵庫県ジュニア軟式野球選手権(県軟式野球連盟、神戸新聞社主催)北播ブロック大会の準決勝と決勝が30日、三木市別所町巴のともえ運動公園野球場であり、決勝は自由が丘レッドファイターズ(三木市)が5-1で西脇ワイルドキッズ(西脇市)を下し、第28回大会以来、5大会ぶりの栄冠に輝いた。決勝進出の両チームは北播地区代表として、7月17日から神戸市のG7スタジアム神戸などで開かれる本大会に出場する。(杉山雅崇、伊田雄馬)
▼自由が丘 堅守好打で優位に 盗塁阻止などすきなく
自由が丘レッドファイターズは一回に先制し、その後も効果的に加点して試合を優位に進めた。エースの久次創太投手はやや制球に苦しみながらも力のある球で1失点完投。野手陣も堅実な守備で付け入るすきを与えず、2大会連続の本大会進出を優勝で決めた。
試合の流れをたぐり寄せたのは五回表の守りだ。ヒットで先頭の出塁を許したが、山本航輝捕手が相手の二塁への盗塁を阻んだ。この試合、2度目の盗塁阻止となり、久次投手も「かなり助かった」と感謝した。
2点リードの六回裏には、4番の登口樹選手が外野の頭を越すホームラン。打田育広監督は「三振してもフルスイングするのがうちの野球。良い試合ができた」と頰を緩めた。
▼西脇 ダブルエース力投 初の本大会へ決意新た
西脇ワイルドキッズは、前回優勝チームの小野東スポーツ少年団を準決勝で撃破した。粘り強い打撃に加え、三崎斗真投手と方山寛太投手の「ダブルエース」がチームをリード。念願の本大会初出場を決めた。
左腕の三崎投手は、コントロールと切れのある速球が武器。決勝では「ボールが甘いコースに集まってしまった」と痛打を浴びる場面もあったが「本大会では、厳しいところに投げきりたい」と決意を新たにした。
「緩急で打者を翻弄(ほんろう)できる投手」と捕手の岡野拓海主将が評す方山投手は、準決勝では先発、決勝では五回から救援と大車輪の活躍。方山投手は「練習を重ねて、本大会では抑えたい」と力強かった。
▽準決勝
西脇野球スポーツ少年団
0000000│0
001002×│3
自由が丘レッドファイターズ
(西)後藤-中西(自)長谷川-山本航▽本塁打 長谷川(自)▽三塁打 後藤(西)
西脇ワイルドキッズ
101102│5
300000│3
小野東スポーツ少年団
(時間切れ)
(西)方山、三崎-岡野(小)藤田篤-大西健▽本塁打 松原(西)、遠藤(西)▽二塁打 稲場友(小)
▽決勝
西脇ワイルドキッズ
0001000│1
201002×│5
自由が丘レッドファイターズ
(西)三崎、方山-岡野(自)久次-山本航▽本塁打 登口(自)▽三塁打 久次(自)山本陽(自)▽二塁打 山本航(自)
2021/5/31