神明あかふじ米大会
神明あかふじ米・第34回県ジュニア軟式野球選手権大会(県軟式野球連盟、神戸新聞社主催)の摂丹ブロック大会が15日、城東グラウンド(丹波篠山市日置)と今田グラウンド(同市今田町今田新田)で始まった。三田、丹波篠山、丹波3市で予選を勝ち抜いた12チームが出場。この日は1、2回戦計8試合が行われ、4チームが準決勝進出を決めた。開幕は14日だったが、雨でグラウンド状態が悪く延期になっていた。(川村岳也、喜田美咲、谷口夏乃)
2回戦は計4試合。味間少年野球団(丹波篠山)は初回から大量得点し、12-1でベースボールキッズ丹波(丹波)にコールド勝ち。青垣レンジャーズ(丹波)は接戦を制し、2-0で高次ファイターズ(三田)を下した。
ウッディボーイズイースト(三田)は着実に加点し、篠山東野球少年団(丹波篠山)に8-3で勝利。西紀少年野球団(丹波篠山)は最終回に逆転し、3-2でウッディボーイズウエスト(三田)を破った。
準決勝と決勝は21日に今田グラウンドで開かれる。優勝、準優勝の2チームが7月30日からG7スタジアム神戸(神戸市須磨区)などで開幕する本大会に出場する。
▼ウッディボーイズイースト 本塁打攻勢で突き放す
○…三田予選1位通過のウッディボーイズイーストが実力を発揮した。
一回、前田大輔選手(6年)が安打で出塁すると、続く笹崎陽生主将(同)、小中創太選手(同)が連続本塁打。3得点を挙げて勢いをつけた。
篠山東野球少年団もその裏、塚本康介選手(同)の本塁打で2点を返し、二、三回は互いに無得点。イーストは四回、中川聡人選手(同)の3点本塁打で一気に突き放した。中川選手は「仲間に続こうと思いっきり打った。当たった時は『いける』と思った」と笑顔。
一昨年の代替大会の摂丹覇者ながら、昨年は準決勝で涙をのんだ。笹崎主将は「相手のミスに助けられた部分もあったので、次は全員で打って勝つ」と話した。(喜田美咲)
▼西紀少年野球団 総力戦で最終回に逆転
○…6年生が少ない西紀少年野球団は「総力戦」で臨み、4、5年生の活躍が光った。
一回、山名大翔選手(5年)が安打で先制。チームは見逃し三振が多かったため、とにかくバットを振ることを目標にしてきた。「最初が肝心、打たなきゃと思った」と山名選手。
五回には、ウッディボーイズウエストの野島大雅主将(6年)に2点本塁打を放たれ逆転されたが、全員で声を出して気持ちを切らさなかった。
六回、相手の失策などで2人が出塁。松本心選手(4年)の二塁打で、逆転で勝利した。松本選手は「緊張したけれど、自分が決めるという気持ちで立った。毎日お父さんとした素振りの成果が発揮できた」と喜んだ。(喜田美咲)
◇1回戦
ベースボールキッズ丹波(丹波)
100111│4
000200│2
小野松風ホープ(三田)
(ベ)後藤-谷口(小)山本、梅脇大-谷野▽本塁打 松下有(ベ)▽三塁打 梅脇大(小)▽二塁打 橋本(小)
高次ファイターズ(三田)
000112│4
102000│3
篠山少年野球団(丹波篠山)
(高)大石-中島(篠)小西、石田、小西-東門隆
篠山東野球少年団(丹波篠山)
011311│7
100001│2
春日WEST(丹波)
(篠)大西、細山-九鬼颯、大西(春)由良、細見悠-足立大▽本塁打 塚本2(篠)由良(春)
市島ウイングス(丹波)
000020│2
02042×│8
ウッディボーイズウエスト(三田)
(市)藤田理、永井-高雄輝(ウ)玉利-野島▽本塁打 西山紗(市)松井(ウ)▽三塁打 松井(ウ)▽二塁打 平山、薗田(以上ウ)
◇2回戦
味間少年野球団(丹波篠山)
9012│12
0010│1
ベースボールキッズ丹波(丹波)
(4回コールド)
(味)森-志賀(ベ)谷口、大垣-大垣、谷口▽二塁打 藤本恵(ベ)
高次ファイターズ(三田)
000000│0
01001×│2
青垣レンジャーズ(丹波)
(高)中島、栩野-栩野、中島(青)足立慎、足立海-足立海、足立慎▽二塁打 栩野(高)足立臣(青)
ウッディボーイズイースト(三田)
300410│8
200001│3
篠山東野球少年団(丹波篠山)
(ウ)前田、白木、前田、笹崎-笹崎、小中(篠)九鬼颯、細山、向井-大西▽本塁打 笹崎、小中、中川(以上ウ)塚本、九鬼颯(以上篠)
ウッディボーイズウエスト(三田)
000020│2
100002│3
西紀少年野球団(丹波篠山)
(ウ)薗田、野島-野島、古谷(西)山本、和田-松本▽本塁打 野島(ウ)▽三塁打 玉利(ウ)▽二塁打 松本(西)
2022/5/16