神明あかふじ米大会
「神明あかふじ米第34回兵庫県ジュニア軟式野球選手権大会」(県軟式野球連盟、神戸新聞社主催)の東播ブロック大会が14日、加古川市の日岡山公園野球場と浜の宮公園グラウンドで開幕した。東播磨3市2町の8チームが出場。1回戦4試合と準決勝2試合を戦い、明石ボーイズJr(明石市)と稲美エンジェルス(稲美町)が、21日に同野球場である決勝に進出した。両チームは、7月30日にG7スタジアム神戸(神戸市須磨区)で開幕する本大会に出場する。(増井哲夫、千葉翔大)
〈日岡山公園野球場〉
▼明石、手堅く初戦制す
▽1回戦
TAKASHO
000000│0
10004×│5
明石ボーイズJr
(T)後藤-加古(明)楠田、北野、中田-久保▽三塁打 百々虎(T)
【評】明石ボーイズJrが手堅く初戦を制した。明石は初回、相手の失策や盗塁を絡めて1点を先制。五回は打者8人の猛攻で一挙4得点し、突き放した。TAKASHOは四回まで相手打線を最少失点に抑えて粘りを見せたが、あと一歩及ばなかった。
▼HIOKA劇的サヨナラ
阿弥陀東野球部
11204│8
11223│9
HIOKAパワーズ
(5回時間切れ)
(阿)中野、松尾-岸上明(H)徳田-福田▽本塁打 岸上真(阿)▽三塁打 泉(H)▽二塁打 中垣、荻野、福田(H)
【評】HIOKAパワーズが競り勝った。2点リードを許した五回、代打荻野選手の安打から3得点し、劇的な逆転サヨナラ勝ち。試合は初回から両チームが点を取り合う展開になり、阿弥陀東野球部は打撃面で一歩も譲らなかったが、終盤で力尽きた。
▼明石が同点許さず勝利
▽準決勝
明石ボーイズJr
201020│5
100030│4
HIOKAパワーズ
(明)山口、北野、筧、北野-久保(H)中垣、大西-福田▽本塁打 北野(明)▽三塁打 福田(H)
【評】投打のかみ合った明石ボーイズJrが接戦を制した。二回途中から救援した北野選手が、緩急を付けた投球で相手打線の勢いを止め、打線も効率的に得点。HIOKAパワーズは五回に福田選手の適時三塁打で1点差まで迫ったが、あと一本が出なかった。
〈浜の宮公園グラウンド〉
▼播磨、好機生かし突き放す
▽1回戦
播磨少年クラブ
102220│7
030010│4
二見フレンズジュニア
(播)小西-森崎(二)楞野、迫田、山本-山本、楞野▽三塁打 楞野(二)▽二塁打 北川(播)
【評】播磨少年クラブは初回、押し出し四球で先制。逆転された後に同点とし、四、五回には、好機を生かして2点ずつ加点し突き放した。投げては先発小西投手が完投。二見フレンズジュニアは二回に相手のミスなどで3点を奪い逆転したが、後が続かなかった。
▼稲美猛攻、五回コールド
稲美エンジェルス
25301│11
20010│3
浜手ロイヤルズ
(5回コールド)
(稲)中井、日置-北岡(浜)桝本、江嵜-大塚▽本塁打 中井、日置、山室(稲)▽三塁打 中井2(稲)▽二塁打 山室(稲)江嵜2、大塚、桝本(浜)
【評】稲美エンジェルスが、4番中井選手をはじめ上位打線の長打攻勢で圧倒。投手陣も要所を締め、五回コールド勝ちを収めた。浜手ロイヤルズは2点を先制された後の一回裏、4番と5番の連続二塁打などで一度は同点に追い付いたが及ばなかった。
▼稲美が快勝、堅守光る
▽準決勝
播磨少年クラブ
01000│1
4211×│8
稲美エンジェルス
(5回コールド)
(播)森崎-小西(稲)山室-北岡▽本塁打 中井(稲)▽二塁打 清瀬(播)中井(稲)
【評】稲美エンジェルスが足を絡めた攻撃で着実に加点した。先発の山室投手がキレのあるボールで相手打線を封じ、堅い守りで2試合連続のコールド勝ちを飾った。播磨少年クラブは三~五回に得点圏へ走者を進めたが、あと一本が出なかった。
2022/5/18