神明あかふじ米大会
▼味間少年野球団 惜敗も本大会へ気合
○…機動力や小技を生かした攻めと堅実な守りで準決勝を7-1と完勝した。続く決勝は健闘したが、勝負どころで出た細かいミスに泣いた。
「しっかり声を出し、チームの雰囲気はめっちゃ良かった」と大木翔馬主将(11)。團野廉(れん)選手(11)も「『準決勝とやることは同じ』と緊張なく試合に入れた」と手応えを語る。
2人を含め6年生は5人。人数が少ない分、責任感は強く、下級生を精神的に支えてきた。6年雪岡将仁投手(11)は走者を背負う場面で冷静さが光り、3回を1失点。「ミスした所は本大会までに直したい」と次戦に向け気合を入れる。
本大会での雪辱を誓うチームの柱たちは、目標を問われると「優勝」と即答した。(那谷享平)
▼青垣レンジャーズ 最後まで全力尽くす
○…丹波市大会を初優勝して臨んだ摂丹ブロック大会準決勝。本大会の切符が懸かる試合の重圧が、選手たちを飲み込んだ。初回、動きは硬く、先頭打者に安打を許すと盗塁や犠打を重ねられ4失点した。
先発の6年足立慎太郎投手(11)は「本大会に行きたいという思いが強かった。落ち着いたプレーができなかった」。体がほぐれた二回裏の攻撃で相手投手の速球をレフトに運ぶ好打を放ったが、相手に傾いた流れは戻らなかった。
四回表からマウンドに立ち、粘りの投球を見せた6年足立海輝(みつき)主将(11)は「全員、緊張でいつもより声が出ていなかった」と反省。3位のメダルを胸に「次の大会こそ」と再起を誓った。
(那谷享平)
2022/5/23