神明あかふじ米大会
神明あかふじ米・第35回兵庫県ジュニア軟式野球選手権(県軟式野球連盟、神戸新聞社主催)北播ブロック大会の準決勝と決勝が25日、西脇市坂本の西脇公園野球場であった。決勝は小野東スポーツ少年団(小野市)が7-0で自由が丘レッドファイターズ(三木市)を破り、3大会ぶりの栄冠を手にした。優勝、準優勝の両チームは北播地区代表として、8月5日から神戸市須磨区のG7スタジアム神戸などで開幕する本大会に出場する。
▼攻守ともに実力を発揮 小野東
小野東スポーツ少年団の強さが際立った。2回戦、準決勝と2試合続けてコールド勝ちを収めた勢いそのままに、決勝でも攻守両面で実力を発揮した。
先発投手は藤田浩平選手。内野手登録だが、「長打を許さないよう、コーナーを突く」と意気込んでマウンドへ。緩急を効果的に使い、役割を果たした。
打線は三回に奮起。先頭の足立緯咲選手が外野の頭上を越す二塁打を放つと、池田詞優選手、深川洋太選手も続いて無死満塁に。その後、上位打線が好機を逃さず、一挙に5点を奪った。
園田達也監督は「子どもたちは『優勝する』と誓っていた。自信を持ってプレーしてくれた」。稲場友輝主将は「本大会でも失敗を恐れずに戦いたい」と語った。(伊田雄馬)
▼好機で打線つながらず 自由が丘
自由が丘レッドファイターズは準決勝で黒田庄少年野球団を破った。3度目の優勝には届かなかったが、決勝に進出し、2大会ぶりの本大会出場を決めた。
決勝では、先発投手の奥斑砂(いっさ)選手が二回までテンポ良く抑えたが、三回に相手打線につかまり5失点。投手交代後の四、五回にも1点ずつを奪われた。攻撃では四回、4番粂田大翔(やまと)選手の二塁打を皮切りに好機をつくったが、あと一本が出なかった。
奥選手は「三回の失点が痛かった。(本大会は)投球数を減らして抑えたい」と前を向いた。打線の中心を担った山本陽輝(はるき)選手は「打撃を磨いて県大会で勝つ」と活躍を誓った。
(岩崎昂志)
〈各試合の結果〉
▽1回戦
オール下東条スポーツ少年団
000021│3
001102│4
黒田庄少年野球団
西脇野球スポーツ少年団
201000│3
002000│2
米田少年野球クラブ
杉の実スターズ
000000│0
13000×│4
加東NEXUS
九会野球スポーツ少年団
104001│6
62101×│10
西脇ワイルドキッズ
▽2回戦
西脇野球スポーツ少年団
001100│2
42010×│7
黒田庄少年野球団
くるみビックス
00000│0
14011│7
小野東スポーツ少年団
(5回コールド)
西脇ワイルドキッズ
35131│13
10001│2
加東NEXUS
(5回コールド)
富合・北条野球スポーツ少年団
000020│2
20002×│4
自由が丘レッドファイターズ
▽準決勝
黒田庄少年野球団
002200│4
01160×│8
自由が丘レッドファイターズ
(黒)神月、長谷川-森脇(自)岡本龍、奥-佐藤▽二塁打 西村翔、加藤(黒)粂田、佐藤、岡本凌(自)
西脇ワイルドキッズ
00000│0
12121│7
小野東スポーツ少年団
(5回コールド)(西)浅香賢、吉澤-井上(小)大西-松尾▽三塁打 大西(小)▽二塁打 井上(西)稲場、山元(小)
▽決勝
自由が丘レッドファイターズ
000000│0
00511×│7
小野東スポーツ少年団
(自)奥、山本陽、成田-佐藤(小)藤田、松尾-足立▽三塁打 池田、大西(小)▽二塁打 粂田(自)足立、山元(小)
2023/6/26