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神明あかふじ米大会

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優勝を飾り喜びを爆発させる小野東スポーツ少年団の選手たち=いずれもほっともっとフィールド神戸(撮影・鈴木雅之)
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優勝を飾り喜びを爆発させる小野東スポーツ少年団の選手たち=いずれもほっともっとフィールド神戸(撮影・鈴木雅之)
4回表、この回4点目となる適時三塁打を放ち、ガッツポーズする小野東の大西悠斗選手
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4回表、この回4点目となる適時三塁打を放ち、ガッツポーズする小野東の大西悠斗選手
1回裏、成徳の池田樹央選手がホームをつくもアウトとなる
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1回裏、成徳の池田樹央選手がホームをつくもアウトとなる
大会MVP 松尾璃久君(小野東スポーツ少年団)
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大会MVP 松尾璃久君(小野東スポーツ少年団)

<神明あかふじ米 第35回 兵庫県ジュニア軟式野球選手権大会>最終日 投打圧倒 小野東初V 4回一挙4点、盤石の完封リレー

 ▽決勝

小野東スポーツ少年団 (北播)

000400│4

000000│0

成徳イーグルス    (阪神)

 【評】小野東スポーツ少年団が盤石の完封リレーで快勝した。四回に三塁打など5安打を集中させて4点を先取。大西投手、松尾投手の継投で相手打線を4安打に封じた。

 成徳イーグルス打線は、緩急のある投球を打ち崩せなかった。

 どんな相手でも粘り続け、中盤以降の少ないチャンスで試合を決める-。小野東スポーツ少年団は、今大会の戦いぶりを象徴する試合運びで初優勝を決めた。園田達也監督(57)は「大舞台でも堂々と戦う姿を見せてくれた」と選手をねぎらった。

 初優勝までの道のりは決して楽ではなかった。初戦は、四回終了時点で5点のビハインドの展開に。それでも稲場友輝主将(6年)は「何か悪いプレーが出ても、取り返すためのチームプレーができた」と振り返る。その後の五、六回で計9点をもぎ取り、逆転勝ちで初戦を突破した。

 決勝は分岐点となった四回、MVPに輝いた4番松尾璃久選手(6年)がヒットで突破口を開き、連打で3点を先取。最後は先発投手も務めた1番の大西悠斗選手(6年)がライト線に三塁打を放ち4点目をたたき出した。中盤以降の攻勢がこの日も光った。

 最後の打者をアウトに仕留め、選手たちは人さし指を突き立てながらマウンド近くで歓喜の輪をつくった。稲場主将は「優勝して自信になったが、過信することなく、これからも選手全員で成長していきたい」と話し、最後は口元を少し緩ませた。(千葉翔大)

▼成徳が準優勝 エラー減少、守りで収穫

 ○…成徳イーグルスは決勝の相手、小野東スポーツ少年団に、今年に入ってから2連敗を喫していた。リベンジを期したライバルとの対戦に、打線は散発の4安打で完封負け。4番打者で主将の石橋侑真選手(6年)は「優勝だけを目指していた。悔しい」と声を落とした。

 「一球一球を大切に」と心がけ、実戦を意識してノックに打ち込んだ。今大会ではエラーが減り、確かな収穫もあった。3番打者でマウンドにも上がった池田樹央(なお)選手(6年)は「ピンチで声をかけ合い、カバーすることができた」。

 栄冠にはあと一歩届かなかったが、石橋主将は「最後まで諦めなかった。これからは作戦を正確にこなす技術をつける」と話した。(劉 楓音)

〈MVP〉松尾璃久君 小野東スポーツ少年団

 今大会4試合で4本塁打を放ち、優勝の原動力となった。うち2本は初戦でマーク。「いい感触を最後まで持ち続けることができた」と満足そうだった。

 投手としても活躍し、ベンチでは持ち前の明るさで盛り上げた。堂々のMVPにも「チームに貢献できたことが何よりもうれしい」と話し、最後まで謙虚だった。(大高 碧)

 決勝戦のダイジェストなど大会の模様を27日午後1時~同55分、サンテレビで放映します。放映日時は変更の可能性があります。

2023/8/13
 

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