神明あかふじ米大会
<神明あかふじ米 第35回 兵庫県ジュニア軟式野球選手権大会>第3日 成徳 継投策で接戦を制す
▽準々決勝第3試合
ベースボールキッズ丹波(摂丹)
200000│2
00300×│3
成徳イーグルス (阪神)
【評】成徳イーグルスが接戦を制した。三回、1番成田選手の安打をきっかけに相手ミスに乗じて逆転。最少リードを2投手の継投で守り切った。
ベースボールキッズ丹波は初回、大垣選手の本塁打などで先制したが、以降は無得点。
〈きょうのヒーロー〉成徳 山口優志君 決勝点呼ぶ絶妙バント
「チームに貢献する方法を考えていた。サインがなくても、きっと自分でトライした」。この日出場した選手で唯一の5年生は、その受け答えにも風格がある。同点に追いつき、迎えた第2打席は絶妙なセーフティーバントを決め、決勝点をもたらした。
出﨑友也監督も殊勲の背番号18を「器用な子」とたたえる。1日約500本の素振りを自らに課し、練習で分からないことは積極的に指導者に聞く。次戦に向け「まずは準決勝で勝ち、気持ち良く決勝に進む」と気合十分だ。(千葉翔大)
▼丹波 大垣選手会心 初回に先頭弾
○…ベースボールキッズ丹波は初回、先頭打者の大垣勝吾選手(6年)に本塁打が飛び出した。「とにかく打ちたい」と高ぶる気持ちを抑え、冷静に2球目を振り抜いた。
だが優勝経験もある成徳イーグルスの粘りに屈し、三回には逆転を許した。打線も相手投手陣を前に散発の4安打。二回以降は好機すらつくれなかった。
それでも松下有仁(あると)主将(6年)は、「守備はファインプレーもあった」と胸を張る。6年生は来年2月まで、このチームで活動する。松下主将は「チャンスで打てる力をつける」と話した。(劉 楓音)
2023/8/12