神明あかふじ米大会
「神明あかふじ米第36回兵庫県ジュニア軟式野球選手権大会」(県軟式野球連盟、神戸新聞社主催)の阪神ブロック大会が18日、西宮市甲子園浜2の甲子園浜野球場で開幕した。阪神間の8チームが出場。1回戦4試合が行われベスト4が決まった。(土井秀人、池田大介)
▽1回戦
川西少年野球クラブ(川西)
000001│1
11001×│3
北ナニワハヤテタイガース(尼崎)
(川)原-遠藤(北)北嶋、二木-矢之▽三塁打 長澤(川)山口、髙橋(北)▽二塁打 花本(川)北嶋(北)
▼川西 最終回に一矢報いる
○…川西少年野球クラブは一回裏に先制を許し、その後も得点を重ねられる苦しい展開が続いたが、最終回に1点を返し一矢報いた。ホームを踏んだ6年長澤友那主将は「粘ったことで、最後に点が取れた」と汗をぬぐった。
強打線を相手に投げきった6年の原悠葵投手は「守備がカバーしてくれたおかげ」と感謝し、バッテリーを組む6年の遠藤隆之輔捕手は「守備が課題だったが、打たせて取るピッチングができた。最後まで1点を取る、追いつけるという気持ちでプレーできた」と晴れやかな表情を見せた。
芦屋Cベアーズ(芦屋)
00000│0
2043×│9
鳴尾東ビクターズ(西宮)
(5回コールド)
(芦)阿部、大江-福元優(鳴)伊勢、水本、野間-吉川▽三塁打 杉本(鳴)
▼芦屋C 試合の流れつかめず
○…芦屋Cベアーズは、相手投手の好投に阻まれ、最後まで流れをつかめなかった。それでも選手たちはベンチの声援に応えるように、懸命にグラウンドを駆け回った。
先制点を奪われた後の二回は無安打無失点に抑え、三回に6年天野隆貴選手がチーム初安打。「出塁して流れをつくりたかった」と振り返ったが、打線は続かず、三、四回で計7失点し、無念のコールドゲーム負けとなった。6年阿部悠剛主将は「エラーや四球が多くて、得点を重ねられてしまった。攻守ともにレベルアップを目指す」と誓った。
潮ブルーナイン(尼崎)
000005│5
000000│0
緑ケ丘ファイターズ(伊丹)
(潮)早川、川元、吉川-川元、森田(緑)武田、早瀬、福井-福井、武田▽二塁打 早川(潮)三村(緑)
▼緑ケ丘 我慢の野球 一歩及ばず
○…五回まで互いに先制点が取れない我慢の野球が続いたが、緑ケ丘ファイターズは最終回に大量得点を許した。6年の佐伯駿太選手は「相手の先頭打者が出て流れを持っていかれた。次に向けて打撃をもっと練習したい」とする。
五回途中まで無失点で抑えた6年の武田庵路主将は「キャッチャーが構えたところに投げた。内容だけを求めてピッチングに集中した」。4番打者を務めた6年の三村陽奏選手は、二回に右中間を破る二塁打を放ったが得点には至らなかった。「次の大会は絶対に勝ちたい」と闘志を燃やした。
泉イーグルス(西宮)
056│11
000│0
長尾タイガース(宝塚)
(3回コールド)
(泉)上原迅、遠藤-上原翔(長)岡本、植田-泉谷▽本塁打 長岡、村上(泉)▽三塁打 西原、上原迅、堀(泉)▽二塁打 杉谷(泉)
▼長尾 長打攻勢に守備崩され
○…長尾タイガースは相手の長打に守備を崩され、大量失点で流れをつかめなかった。6年の岡本一志投手は一回を無安打無失点で抑えるも、二回には本塁打を打たれるなど5失点。「四球も多く、制球力が足りなかった」と悔しさをにじませた。
三回も相手の長打や好投で攻守ともに振るわず、コールドゲーム負けに終わった。6年髙子恵心主将は「長打に対応できない守備のポジショニングに課題があると思い知らされた。今回の反省を生かして、県大会でも勝てるチームを目指す」と前を向いた。
2024/5/20