神明あかふじ米大会
神明あかふじ米第36回兵庫県ジュニア軟式野球選手権大会・但馬ブロック大会(但馬少年野球連盟、神戸新聞社など主催)の最終日が19日、新温泉町湯の健康公園グラウンドであった。決勝戦では、出石ジュニアベースボールクラブ(豊岡市)が10-4で朝来ベースボールジュニア(朝来市)を下し、初優勝を飾った。両チームは8月3日から神戸市などで開かれる本大会に出場する。
1-1で迎えた三回裏、出石が適時打や盗塁を重ねて2点を追加。四、五回に原田大輔主将(11)が2打席連続の本塁打を放ち、計7打点の活躍を見せた。朝来は本塁打や二塁打で3点を加えたが、及ばなかった。原田主将は「みんながつないでくれた好機を生かそうと、強い気持ちで打席に立った。優勝できて最高の気分」と笑顔だった。
出石は2年前の夏、出石ガッツベースと福住ファイターズの合併で発足。今年から監督を務める谷原寛さん(44)は福住のOBで、1991年には同大会の本大会で優勝し、最優秀選手(MVP)に選ばれた。谷原さんは「冬に体力づくりに取り組んだ結果、終盤でも力を発揮できた。この大会に懸けてきたので実を結んで良かった」と選手たちをねぎらった。
朝来は、出石の猛攻を受けながらも互いに声をかけ合い、最後まで粘り強いプレーを見せた。嵯峨山清紀主将(11)は「エラーを減らして強い打球を打てるよう、本大会までにたくさん練習したい」と話した。(吉田みなみ)
【準決勝】
朝来ベースボールジュニア
000211│4
000200│2
高柳パワーズ
(朝)嵯峨山、足立-足立、嵯峨山(高)勝地-小谷▽本塁打 嵯峨山、佐野、足立(朝)▽二塁打 勝地(高)
出石ジュニアベースボールクラブ
001020│3
000000│0
小坂プラッキーズ
(出)原田-岡本(小)河本-増田泰▽本塁打 大井(出)▽二塁打 原田(出)
【決勝】
朝来ベースボールジュニア
001120│4
01234×│10
出石ジュニアベースボールクラブ
(朝)嵯峨山、足立-足立、嵯峨山(出)吉岡丞-岡本▽本塁打 嵯峨山(朝)、原田×2(出)2▽二塁打 足立(朝)、川原(出)
2024/5/21