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人はミスをする 鉄道の安全はいま

(5)忘れない 遺族の悲しみ伝える「傷」
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衝突の傷跡が残る事故現場のマンションの壁に触れる女性ら=25日、尼崎市久々知

衝突の傷跡が残る事故現場のマンションの壁に触れる女性ら=25日、尼崎市久々知

 柱や外壁に無数の「傷」が残っている。JR尼崎駅から歩いて20分ほどのところにある9階建てマンション。ここに脱線した快速電車が激突した。

 事故のすさまじさを生々しく伝える傷を墓標のように思う遺族は多い。事故が起きた4月25日だけでなく、毎月25日の月命日、そして休日に。ある人は柱の前で泣き崩れ、ある人は亡き人をいとおしむように傷をなでる。傷を見つめる男性に声を掛けると、こんな答えが返ってきた。「妻と会話をしているんです」

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2012/4/26
 

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