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 先日、ラグビーの日本選手権が国立競技場で行われました。私が子供の頃、ラグビーは野球と並ぶ人気のスポーツで、いつかはラグビーをと思っていました。神戸大学3回生になって、ようやく念願をかなえ、医学部のラグビー部に入りました。当時、練習後に銭湯に汗を流しに行ったら、神戸製鋼の選手に遭遇したこともありますし、数年前から、GM兼総監督の平尾誠二さんとも交流があります。今年はサントリーが優勝し、神戸製鋼は準優勝でしたが、9年ぶりの決勝戦を私も興奮して応援していました。

 大学卒業後、ラグビーをすることはありませんが、その代わりよく走ります。研究所にいるときは昼休みに鴨川を走り、東京出張の空き時間には皇居の周りを走ります。1年ほど前に京都マラソンに出場しました。20代の時はどうしても前半で飛ばしてしまい、終盤は大幅なペースダウンというレースになりましたが、前回はペース配分に気をつけ自己ベストの走りができました。沿道の声援も大きな力になりました。また、完走を目標に掲げ、「iPS細胞研究基金」へのご寄付をインターネット上で募ったところ、たくさんの寄付とともに温かいメッセージをいただきました。

 研究活動はマラソンととてもよく似ています。基礎研究の成果を応用につなげるという長く困難な道程を乗り越えて行くには、途中で息切れしないようなペース配分が大切です。そして、多くの人々の理解と支援も欠かせません。iPS細胞研究をマラソンに例えると、現在折り返し地点にたどり着き、厳しい後半に入ったところです。少しでも早くiPS細胞技術を使った医療応用実現のために、ペース配分に気をつけ自己ベストで完走できるように頑張りますので、長い目でご支援くださいますようお願いします。

(山中伸弥=京大iPS細胞研究所所長・教授)

2013/3/8
 

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