わが子よ　出生前診断　歴史編｜（５）もっと開き直れ　人生変えたメッセージ　

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わが子よ　出生前診断　歴史編

（５）もっと開き直れ　人生変えたメッセージ　

　養護学校の卒業式で校長が毎年のように口にした言葉を尾上浩二（おのうえ・こうじ）（５３）はよく覚えている。「差別でつらい思いをしても、にこにこと笑ってやり過ごせる『かわいい障害者』になりなさい」。社会に負担を掛ける障害者は日陰で生きていくしかない、と言わんばかりのあいさつだ。尾上がこの話をすると同世代の仲間はみな苦笑いする。

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