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新聞配達に向かう販売店従業員。まちの異変を察知し警察署などに通報します=神戸市垂水区東垂水町 神戸新聞社が主催した親子向けイベントで、元気な姿を見せた園児ら=3月12日、加古川市平岡町
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新聞配達に向かう販売店従業員。まちの異変を察知し警察署などに通報します=神戸市垂水区東垂水町

神戸新聞社が主催した親子向けイベントで、元気な姿を見せた園児ら=3月12日、加古川市平岡町

  • 新聞配達に向かう販売店従業員。まちの異変を察知し警察署などに通報します=神戸市垂水区東垂水町
  • 神戸新聞社が主催した親子向けイベントで、元気な姿を見せた園児ら=3月12日、加古川市平岡町

新聞配達に向かう販売店従業員。まちの異変を察知し警察署などに通報します=神戸市垂水区東垂水町 神戸新聞社が主催した親子向けイベントで、元気な姿を見せた園児ら=3月12日、加古川市平岡町

新聞配達に向かう販売店従業員。まちの異変を察知し警察署などに通報します=神戸市垂水区東垂水町

神戸新聞社が主催した親子向けイベントで、元気な姿を見せた園児ら=3月12日、加古川市平岡町

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▼くらし応援

■販売店がまちを見守り 防犯パトロール、異変を察知

 神戸新聞販売店が、地域で取り組んでいる防犯パトロール、地域見守り活動などを総称して「くらし応援プロジェクト」と名付け、充実させていきます。神戸新聞社も販売店と連携し身近なところでお客さまのお役に立つことを目指します。

 神戸新聞の販売店会(専売)が兵庫県警や県と連携した「防犯パトロール」は2005年10月1日に始まり、今年の秋にちょうど10年になります。新聞配達時に火事や事故など、まちの異変を見つけたら警察署などに通報。防犯意識を高める警察署の啓発チラシを新聞に折り込み、皆さまにお知らせしています。

 県内で高齢者の「孤立死ゼロ」へ向けた活動にも協力しています。お年寄り宅のポストに新聞がたまるなどの異変を察知した場合、関係機関に連絡する「地域見守り活動」は県内に広がっています。神戸新聞の販売店会(専売)が11年に神戸市と協定締結。13年には県、県社会福祉協議会、県民生委員児童委員連合会と神戸新聞の販売店会(専売、合売)が包括的な「県地域見守りネットワーク応援協定」を締結しました。

 昨年1年間の通報総数は65件。このうち、ポストに新聞がたまるなどの安否確認が37件、高齢者の深夜徘徊(はいかい)などが8件、火事や事故などが6件、不審者情報などが3件。通報によって救われた例が6件ありました。

 取り組みが認められ、神戸新聞の二つの販売店会が「ひょうご地域安全まちづくり活動賞」を受賞し、今年2月に知事表彰を受けました。

 高齢世帯を対象に軽作業を手伝う有償ボランティアの「シニアサポート」は、お客さまの「ちょっと助かる」を形にしたいと、作業員1人あたり30分で500円程度の軽作業を行っています。「まごのてサポート」「生活サポート」など、店ごとに活動名は異なりますが、神戸市を中心に実施店が広がり、昨年5月の1店から今年3月1日で21店に。5月には25店になる予定です。

▼すきっぷクラブ

■子育て支援へ情報提供 親子交流イベントなど開催

 11月開設を目指して準備中の「すきっぷクラブ」は、神戸新聞社が兵庫県内の子育て支援団体や企業、専門家と連携して運営する会員制の子育て情報発信サイトです。交流イベントの開催や、親子で楽しめる場も計画しています。地域のきめ細かな子育て情報の発信と、親同士や、親と子育て支援にかかわる人たちとの双方向のコミュニケーションで「つながる子育て」を目指します。

 児童虐待の増加など、子どもを取り巻く環境は厳しくなっています。その背景には少子化や核家族化の進展で、子育て中の親が孤立し、一人で悩んでいることが挙げられます。

 このため、社会全体で子育てを支えようと、神戸新聞社は2003年から、子育て支援プロジェクト「すきっぷ21 みんなの子育て」を開始。親子で参加するイベントなどを実施してきました。

 この取り組みを進化させるのが「すきっぷクラブ」です。県内で子育てにかかわる人や情報が集まるプラットフォームを築き、地域の子育ての悩みや課題の解決に取り組みます。

 サイトは主に三つのコンテンツで構成します。子育て支援団体や自治体などが発信する「イベント情報コーナー」は、日付や地域などで検索可能です。二つ目は妊娠中や子育て中のお母さん、お父さんが意見交換したり悩みを相談したりする「悩み&発言コーナー」。三つ目が「子育て関連ニュースとブログコーナー」。ブログには記者の体験談などを掲載します。

 サイトの閲覧や投稿には、原則として会員登録が必要です。氏名やメールアドレスなどを入力すれば無料で登録できます。

 すきっぷクラブは当面、神戸市内が中心で、徐々に県内全域へ広げていきます。

 11月下旬には、創設記念イベントを開催します。親子が楽しく参加できる内容を計画中です。来年以降は、会員同士の交流や子育て支援団体のネットワーク化を目的にした交流会、子育てセミナーなども予定しています。

▼大学と連携

■知的成果 多角的に発信

 神戸新聞社は2014年7月、神戸大学と包括的な連携協定を結びました。人口減や少子高齢化をはじめとする地域課題について、解決への糸口を一緒に考えることが狙いです。今後、新たな大学との連携も探り、大学の知的成果と新聞社の発信力を掛け合わせ、新たな地域貢献を目指します。

 神戸大学との主な連携協力事項は、地域再生・地域振興の推進▽地域保健医療の推進▽防災・減災▽教育の推進・人材育成-の4項目。法学研究科とは協定前から、著名人が大学で講義した内容を学生が神戸新聞紙上で紹介する神戸地域講座を開催。都市安全研究センターの研究成果は「ひょうご防災新聞」で分かりやすく伝えています。

 昨年7月には神戸市で、同12月には篠山市で、いずれも「つなぎ いかす 地域の力」をテーマにしたシンポジウムを共催しました。

 朝来市で取り組んでいる「地域共生プロジェクト」や、子育て支援プロジェクトとして今秋に創設予定の「すきっぷクラブ」でも、大学との連携を活用していきます。

 神戸新聞地域総研では、兵庫県内中小企業と大学生の就職マッチングを支援する「Mラボ」事業も展開し、大学生の「就活」を応援しています。

▼地域パートナー宣言

神戸新聞社は、新しい一歩を踏み出します。

皆さまと共に兵庫に生きるパートナーとして、

もっと身近に感じていただけるように。

誰もが住みやすいまちづくり。

震災の経験を生かした防災のお手伝い。

安心して子育てできる環境づくり。

地元新聞社ならではの

情報発信力、ネットワーク力を基に、

もっとお役に立てるように。

人と人をつなぎ、その輪を広げていくことで、

よりよい地域、社会、未来を目指します。

2018年、創刊120周年を迎えるにあたり、

社員一同で考えた私たちの新しい姿です。

「もっと近く、もっと深く」の一歩先へ。

皆さまと「もっといっしょに」。

<地域パートナー宣言>

2015年3月 神戸新聞社

2015/4/5
 

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