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先進的な学習支援の取り組みなどが発表された「学習支援アワード」=アンカー神戸
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先進的な学習支援の取り組みなどが発表された「学習支援アワード」=アンカー神戸

先進的な学習支援の取り組みなどが発表された「学習支援アワード」=アンカー神戸

先進的な学習支援の取り組みなどが発表された「学習支援アワード」=アンカー神戸

 子どもの学習支援に取り組む団体が交流するイベント「BE KOBEメットライフ財団学習支援アワード2025」(神戸新聞社など後援)が9月6日、中央区のアンカー神戸で開かれた。経済的に厳しい家庭の小中学生が対象の「無料塾」を運営する5団体が、先進的な取り組みや個性的な事例を発表した。(村上貴浩)

 公益財団法人「大吉財団」(中央区)と「BE KOBEミライプロジェクト」が主催。各団体が互いの経験や課題を共有し、活動の質向上につなげることが狙い。無料塾は神戸市内に200カ所以上あるといい、家庭環境などが理由で塾や家庭教師を利用できない子どもたちに、地域ボランティアらが学習サポートを行っている。

 5団体は参加した26団体から事前に選ばれた。イベントでは、同財団の山本吉大代表(55)らが発表を審査し、NPO法人2団体が最優秀賞を受けた。

 「放課後学習ボランティア支援の会」は、市立小学校15校と密に連携し、児童の情報共有や教室利用などにつなげている点が評価された。「Seeds of Tomorrow(シーズ・オブ・トゥモロー)」は市立高取台中学校の卒業生が指導員を務めるなど、地域ぐるみで取り組む。

 「Seeds-」は、高校2年生杉本蒼駿さん(16)と大学3年生竹田有里奈さん(21)が登壇した。2人は「教えられた人が教える側になる好循環が特徴」「自分たちの取り組みを他の地域でも活用し、貧困などに関係なく学べる環境をつくりたい」と力を込めた。

 ほかに発表したのは、NPO法人インクルひろば▽一般社団法人神戸みらい学習室▽NPO法人場とつながりの研究センター。人工知能(AI)を活用して生徒の性格や得意科目を数値化し、最適な講師とマッチングするシステムなどが紹介された。

2025/9/10
 

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