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知ってほしい 虹色の性

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 5月17日は、「国際反ホモフォビア・トランスフォビアの日」(略称IDAHO=アイダホ)。もともと1990年に世界保健機関(WHO)が、治療を要する病気のリストから同性愛を削除した日だ。

 多くの国で、同性愛への差別や嫌悪感(フォビア)が根強く残っている。そうした社会意識に抗議する日として2000年代後半から広まってきている。

 神戸・三宮でも「神戸IDAHO」が18日に開催され、性的マイノリティー(少数派)と呼ばれる同性愛者、トランスジェンダー(性別違和や性同一性障害など)、その支援者たちが、虹色の旗を掲げマイク片手に懸命に訴えた。「そばにいる私たちをもっと知ってほしい」と。

 参加を呼び掛けた西宮市の小林和香さん(27)に話を聞いた。小林さんはバイセクシュアル(両性愛)で、吉川寛(ひろ)さん(23)=同市=という同性のパートナーがいる。

 ある日、職場で上司に結婚や出産について尋ねられた。うそはつきたくないと思い、パートナーの存在と、仕事を続ける意志を伝えたが、数日後社内で「小林の彼氏は女性」と笑いのネタにされた。体調を崩し昨年2月に退職した。

 性的マイノリティーは、30人に1人の割合との調査結果もある。職場や学校はもとより、家庭ですら、自分らしくいられないと感じている人は意外に多いのかもしれない。

 小林さんは語る。「例えば結婚の制度が変わったとしても、社会の雰囲気が変わらなければ居心地が悪い。多様な性が認められる社会になってほしい」

(映像写真部 三浦拓也)

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