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ラグビーW杯効果 未来のジャパン急増中

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 ラグビーが熱い。社会現象ともいえる盛り上がりぶりだ。

 火を付けたのはもちろん、ワールドカップ(W杯)イングランド大会。日本代表は過去2度の優勝を誇る南アフリカからの「歴史的勝利」を含め、予選リーグで3勝を挙げた。惜しくも決勝トーナメント進出は逃したが、強豪国相手のひたむきなプレーの数々に日本中が沸き返った。

 「練習への参加者が増えてます」。関係者の弾んだ声に誘われ、1968年設立の兵庫県ラグビースクール(神戸市東灘区)の練習をのぞいてみた。

 今回の日本代表の一員だったスクラムハーフ日和佐(ひわさ)篤選手(28)=報徳高出=を輩出した“名門”。現在、幼児から中学生まで約200人が在籍する。南アフリカ戦の後、体験入部の問い合わせが急増したという。

 年齢ごとに分かれ、懸命に楕円(だえん)球を追う。「僕も日本代表になりたい」「きょうが初参加。面白かったから続ける」。少年らが目を輝かせる。少子化の影響から右肩下がりだった競技人口が上向く、確かな兆しが感じられた。

 4年後、W杯は日本にやってくる。神戸も開催地の一つだ。今の熱気を持続させることができるか。期待を込めて見守りたい。(映像写真部 宮路博志、大森武)

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