防災体験学習 命守る 確かな一歩に

阪神・淡路大震災は、災害への備えを怠ってはならないという防災意識を、被災地にとどまらず広く社会に浸透させた。
発生から21年が過ぎた。震災を知る人は年々減っていく。人が移ろい様変わりする地域にあって、多くを失い、深い悲しみを代償に得た数々の「教訓」を次代へ引き継いでいく担い手、主役は子どもたちだ。
「あの日」のことは知らない。だからこそ、被災した過去を学ぶ。被害を少しでも食い止め、減らすための知恵にふれ、行動に移す。学校や地域で、繰り返し、重ね重ね-。その現場を訪ねた。
(映像写真部 笠原次郎)