
地蔵尊を囲む「林崎町3丁目ふきのとう」のメンバー=林崎町3
旧日本陸軍の林崎高射砲陣地があった明石市松江、林崎町3丁目周辺は戦後、2、3年かけて水田になった。現在はすっかり住宅が増えているが、海岸の段丘まで歩けば見晴らしの良い光景が広がり、高射砲陣地としての立地条件を備えていたことが分かる。
陣地があった場所近くの県営明石林崎第2団地(林崎町3)の一角には、今も一体の地蔵尊がたたずむ。1945年1月19日、川崎航空機の工場を狙った米軍機の最初の爆撃で、高射砲陣地で応戦していた兵士数人が亡くなった。地蔵尊はその慰霊のため、58年に建立されたという。
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