第8部 終局の秘密戦

太平洋戦争末期、各地の戦闘で玉砕や全滅が相次ぐ中、陸軍は、正規軍から独立して個別に動く遊撃(ゲリラ)部隊を編成し、各戦線に投入した。その幹部を養成した秘密機関「陸軍中野学校二俣分校」(現浜松市)は、潔く死ぬことを説いた戦陣訓の心構えを否定し、捕虜になってもなお生き残るよう教育したという。シリーズ「戦争と人間」第8部は、二俣分校の1期生だった明石市の元教員、井登慧(いとさとし)さん(93)の語りを紹介する。
第8部 終局の秘密戦
太平洋戦争末期、各地の戦闘で玉砕や全滅が相次ぐ中、陸軍は、正規軍から独立して個別に動く遊撃(ゲリラ)部隊を編成し、各戦線に投入した。その幹部を養成した秘密機関「陸軍中野学校二俣分校」(現浜松市)は、潔く死ぬことを説いた戦陣訓の心構えを否定し、捕虜になってもなお生き残るよう教育したという。シリーズ「戦争と人間」第8部は、二俣分校の1期生だった明石市の元教員、井登慧(いとさとし)さん(93)の語りを紹介する。