厳しい寒さが続く中、兵庫県加東市上鴨川の宿泊施設「やしろ鴨川の郷」でイルミネーションが点灯されている。手前にある才ノ神池の水面が鏡のように施設を写しだし、山里はドラマチックな雰囲気に包まれている。
昨年に続く取り組みで、今年のテーマは「希望の光」。新型コロナウイルス禍の不安を和らげるため、発光ダイオード約1万個を使い職員たちが中心になり飾り付けた。庭にある高さ約10メートルのケヤキにも電飾を施して彩りを添えている。担当者は「いつかコロナというトンネルを抜け、この光景のように光が見えるはず」と力を込める。
同施設では同ウイルスの影響で4、5月は休館し、再開直後は客足が遠のいていた。しかし、森に9棟のコテージが点在するなど「密」が回避できるロケーションが人気を呼び、夏以降は毎週末、予約で埋まってきたという。
ライトアップは来年2月28日までの午後5~9時。19、26、27日の午後5時からはイルミネーションのミニ点灯式を開き、参加者に山田錦せんべいなどの菓子をプレゼントする。28日~来年1月3日、14日、2月11日は休館のため点灯しない。やしろ鴨川の郷TEL0795・45・0111
(中西大二)
